◆ 旧・シャム猫亭 ◆


仕事の友。

最近、毎日水筒持参で出勤している。
職場内の異動で、以前のように、
自由においしいお茶を入れられる環境でなくなったからだ。
朝、どんなに時間がなくても、必ず、お茶を選び、丹念に淹れていく。
と、言いたいが、実際は、大急ぎで、お茶の色が出てればよし、
そんなお粗末なお茶であるが。
それでも、自販機で買うお茶よりは、自分としてはおいしいし、
ほっとできる。
職場内では、ちょっと、変わり者に見えるかもしれない。
でもまあ、そんなことを気にしていたら、きりがないので、
本人としては、毎日ピクニック気分で、
aradinの赤いチェックの水筒を嬉々として持参している。

とは言っても、水筒のお茶は午後になるとぬるくなるし、
苦くもなってくる。
やっぱり、淹れたてのお茶にはかないはしない。
2ヶ月近く、毎日お茶を持参して、水筒用に向くお茶、
向かないお茶がわかってきた。
何事も、経験というのは大切である。
どういうお茶が向くかというと、やはり、はっきりした香りのある
フレーバー系のお茶が時間がたっても割合、おいしく飲むことが出来る。
シンプルで上等なお茶ほど、味気ない。
上品な烏龍茶などは、水筒でもって行っても、
味は今ひとつとで、とてももったいなく感じる。
水筒を開けたとき、しっかりとした香りが立ち上ることがおいしさのポイントなのだ。
だから、最近、華やかで複雑なブレンドティをよく淹れていく。
クリスマス・ティなんかは、ぴったりである。

もうじき、冷たいお茶が欲しくなるが、
アイスにしておいしいお茶を見つけるまで、
再び、試行錯誤となる。  (シィアル)

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