◆ 旧・シャム猫亭 ◆


美 味 し い 紅 茶 っ て ?

美味しい紅茶ってどんなのだろう。
どうやったら美味しい紅茶が入れられるだろう?
美味しい紅茶を出す店ってどんなのだろう?
元々の性格が飲み食いにこだわる性分ではないから
紅茶のことも、あまりこだわらずおおざっぱにがぶがぶ飲んでいる。
美味しかった紅茶を思い返してみても、
イギリスのホテルの部屋でいれたTeabagのお茶だったり、
その旅行の時に列車の車内販売でいれてもらったお茶
(紙コップに丸いTeaBag、お湯を注いでくれる。)だったり、
思いがけなく、田舎の喫茶店で飲んだラプサンスーチョンの
ミルクティだったりと、どう思い返してもこだわりのお茶ではない。

紅茶専門店で飲む紅茶はものすごく美味しいのだろうか?
それはわからない。
美味しいかもしれないし、そうでない時もあるかもしれない。

旅行先でマーズと入った紅茶専門店。
少し辛かった。
砂時計やティコゼーが出てきて道具立てもばっちりで、
私の好きなラプサンスーチョンやインディアン・ミルクティ(チャイ)
等があって嫌がおうもなく期待は膨らむ。
膨らみすぎたのがいけなかったのか、
マーズのラプサンスーチョンは葉っぱが全部開いても色も味も出ず、
私のインディアン・ミルクティも牛乳の味がほとんどで、紅茶の味わいが
なかった。きっとこんなあたりはずれもあるだろうけど。
でも。なぜあきらめきれないか。
お店の人は常連さんと思しき人と、紅茶の味わいや葉っぱのジャン
ピングについて語り合っていたから、「本当に美味しい紅茶って
どんなんだろう?」と、疑問に思った。

貧乏性な私は全部飲み干してしまったけど(ミルクレモンティ以外ならOK か)、
マーズはほとんど飲めなかった。

この場合の正しい行動は、理由を話していれ直してもらうことだろう。
けれど、残念なことに、人は常に正しい行動ができるわけではない。
常に正しさは気力と労力(あるいは徒労と気苦労)を伴うのだ。

結局、繰り言で終る。 (シィアル)

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