*- ねこ物語 -*


 
「空飛ぶ猫のお話」
報告者:病の理さん

その昔、まだこの国が大日本帝国だった頃。 
海の向こう米国にグラマンという飛行機会社が 
有りました。その会社は米海軍の飛行機を沢山 
作っておりました。そして軍用機は多く 
「迷彩」塗装をしますが、当時の塗装は上面青灰色に 
下面明灰色。これを模型に塗っていて気がついたのは 
「トム」くんの身体の色なのです。そう、漫画の。 
あの漫画、同じ年代の作成なのですね。 

で、そのグラマンと言う会社、作る機種ごとに名前を 
つけるのですが、これがことごとく猫族。 
もちろん、猫のみならず人への俗語もありますが。 
ワイルドキャット、ヘルキャット、タイガーキャットに 
ベアキャット、パンサー、クーガー、ジャガー、タイガー… 
みんな青灰色や明灰色、時に暗い青で「ネズミ」を追いました。 
これらはみんな戦闘機。英語ではFighterですが 
ドイツ語ではJagerすなわち「狩人」。 
ね?猫にふさわしいでしょう。 
そして日本の飛行機はことごとくグラマンの猫に食われました。 

で、時は流れて、グラマンも他の会社に合併されて名前を 
わずかに残すのみ。しかし… 
70年代に採用されていまだに現役バリバリのグラマン最後の 
戦闘機、それこそF14「トムキャット」なのです。 
できすぎ?
 
 
 


*- ねこまにあ / シャム猫亭 / Index -*