*- ねこ物語 -*

 

「4輪ドリフトならぬ4足ドリフト猫君」
- 目撃者:病の理さん -

大学に居た頃、部屋のドアをみんな開け放してて。
2階のウチの教室の廊下は丁度、通路なので、往来が結構
あったのです。で、見なくてもドア越しに廊下を歩く
人の気配がわかるでしょ?ぼんやり姿も。
で…ふと気が付くと、今通ったカゲが随分「低かった」。
猫だったんですねぇ、これが。

向こうのコ−ナ−で慌てて「ドリフト」している猫。

タイル張りの滑る薄暗い廊下の
曲がり角で、頭は右へ曲がろうとし、
勢いで腰はまっすぐ進もうと…。結果、流れる腰に
引っ張られ、前足2本はむなしく交差しながら、つめも
滑って役に立たず、「あふん」って感じで顎からすっころんだ
情けない姿。白茶まだら。
恥ずかしげにそっと去るときの振り返った目線が
とてもキュートでしたよぅ。(笑)
 




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