カフェインの恐怖(2)


 

 先日一日中移動が続き、夜うちに帰って着替えもせずさあ食事、とコップに口を付けたら。
唇から一筋の鮮血がつー…。
な、なぜ?唇には傷も無いし、固いものに当てた訳でもないし、乾燥してひび割れているわけでもない、ただ真っ赤な唇から真っ赤な雫がたらたら…止まりません。
思わず鏡に向ってにっこり…怖い。怖すぎる。(おまけにそのとき黒ずくめのスーツ姿。)仕方が無いのでその夜はずっと口を押さえたまま寝ました。
 翌朝には出血は止まっていたのですが、原因が解らない。疲れたら血が止まらないような病人でもないし。ビタミン不足?いいえ、食事のバランスはなかなか良いですよ。うーん、謎。
 その後この「南洋猫」の話題を考えていて…
あああああ!わかった!
私は、その日、一日コーヒー一杯の掟を破り、コーヒー二杯の禁も破り、コーヒーを三杯飲んでしまったのです!移動中飲んだ分を勘定に入れ忘れていたのです。普通なら、血管壁の薄い鼻から出血するところでしょう。鼻血が出たらもしかしたらコーヒーを飲み過ぎたのかなとも思いますが、いきなり唇から血がたらたら…では、因果に気付きませんよ。
ああ、‥‥怖かったあ。
 これからは「一日コーヒーニ杯まで」を遵守する事を誓うのでした。(N)


シャム猫亭     珈琲南洋猫