クリスマスの雑誌   
 
冬には、冬の喜び。
一年の終わりの頃に、
お楽しみが待っているというのは、
嬉しいことです。

宗教的なあれこれと関係なく、
人々が集い、楽しくおしゃべりをし、
心を込めた贈り物を交換しあう。

それだけで、
クリスマスの日というのは、
とても大切で、特別な日です。

11月から12月の街は、
田舎の商店街でさえ、
クリスマス・カラーに彩られています。
通りには、クリスマスソングが流れ、
どこかしこに、クリスマス・ツリーがあらわれ、
クリスマス・ムードが高まっていきます。

大好きな本屋さんの書棚にも
クリスマスはやってきていました。
規模の大小はあれど、
どこの本屋さんでも、クリスマスの本が特集されています。
クリスマスにちなんだ本
贈り物に美しい絵本
子供たちのクリスマスプレゼントにと、
わくわくするような冒険譚。

雑誌も、クリスマスとお正月特集号が、
ずらりと店頭に並び、
晴れやかな表紙に、金銀の文字が踊っています。

雑誌のクリスマス特集号が大好きです。
いつもは買っていない雑誌でも、
この頃になると、雑誌の特集や、
美しいクリスマスのあれこれの写真に惹かれて、
いろいろと買い込んでしまいます。
ただ、ページをめくっているだけで、
わくわくしてくるからです。

ところで。
クリスマスというと、
本場(!)の欧米の雑誌はどんな素敵な特集を
組んでいるのだろう?
気にはなれども、地方都市の本屋さんでは、
洋雑誌を手に入れるのはとても難しいことです。
でも、今なら、ネットがある。
よく利用している紀伊国屋書店のWebSiteでは、
洋雑誌を手軽に購入することができます。
いくつかの雑誌名を検索して、
おめあての12月号、クリスマス特集をしている雑誌を
見つけて、購入しました。
だいたい1冊1000円ちょっとになります。

・Matha Stewart Living 2001.12.
・Victoria 2001.12.
・Better Homes and Gardens 2001.12.
・Good Housekeeping Holiday Best

と、私の知る限りの代表的な家庭雑誌を購入しました。
ファッション誌(「ELLE/U.K.版」)も買ったのですが、
私の思うようなクリスマス特集の盛り上がりはありませんでした。
ただ、クリスマス・セール期なのか、
香水やアクセサリー(何といっても、香水!!
香りのサンプル付きなので、
雑誌全体が入り組んだ香りに包まれています。)の広告が
やたらめったら多かったあたりが、
やはり、クリスマス・ムードでしょうか。

本場のクリスマス特集号をほくほくと、めくっていると、
ついついXmasへの意気込みにも力が入ってきます。
ちょっとした工夫で、かわいいオーナメントが作れるし、
ほんの少し手間暇をかければ、
市販のケーキより、素朴だけど、ずっとおいしそうな
ケーキだって焼ける。
純日本家屋のわが家には、
決して、大きなクリスマスのドア飾りや、
リース、庭のクリスマス・イルミネーションは似合わないけれど、
だからこそ、真似できないXmasの飾り付けに、
心惹かれてしまいます。

無い物ねだりをしながら、
見ているだけでも、今は充分楽しいのです。 (シィアル)

※ 洋雑誌が手軽に購入できるサイト;紀伊國屋書店