[ クリスマスのあれこれ(2) / クリスマス通信Top ]

 
 
(12) アドベント・カレンダー

■ アドベントとは、クリスマスの準備を整える期間。
11月最後の日曜から12月の三回目の日曜を含む、
クリスマス・イブ(12月24日)までの約4週間。
「待降節」ともいうそうです。

アドベント・カレンダーには、
12月1日からクリスマス・イブまで毎日、
クリスマスの小さなお楽しみが隠されています。
日々めくるごとに、
素敵な絵やお菓子があらわれるのです。

(13) 聖ニコラウス祭

■ 12月6日は、聖ニコラウス祭り。
ニコラウスは、サンタクロースのことです。
聖ニコラウスは、小アジアのミュラに実在したといわれる聖人で、
サンクト・ニコラウスがもともとの名前。
長い間になまっていって、サンタクロースになりました。
今のようにクリスマスにプレゼントを配って
回る前は、この日がサンタクロースの日だったそうです。
ヨーロッパの子どもたちは、プレゼントと結びついた
この日を楽しみにしているとか。

不思議なことに、
オーストリアのアルプスに伝わる
ニコロスピーレンというお祭りでは、
まるで日本の東北地方の「なまはげ」に
そっくりな行事を、サンタさんと一緒に
行っているそうで、おどろきですね。

そういえば、去年だったか、
サンタクロースのお堂の遺跡が発見されたという
ニュースが写真入りで新聞に載っていました。
私たちの記憶では寒い国の住人サンタさんも、
なんだかあったかい感じの世界に
暮らしていたんだな、と思うような壁画でした。

(14) 聖ルシア祭

■ 12月13日は、北欧スウェーデンで 聖ルシア祭が行われます。
ルシアはイタリア生まれの聖女。
いわゆる「サンタ・ルチア」その人です。
ルシア役の娘は
キャンドルの冠をかぶります。
白いドレスに赤い帯をしめた娘たちの一団は
サンタ・ルシアの歌を歌いながら近所の家々をたずね、
明るいキャンドルの光を運ぶのです。 

この日は、旧暦では冬至の日にあたり、
太陽の誕生日を祝っていたお祭り、ユールと一緒になって伝わったそうです。