雪の女王のおくりもの。
寒い夜があけたある朝、
窓辺にこんなおくりものがとどいていました。
雪をあわだてて、お砂糖をからめ、
あのひとの息をふきかけると、
ちょうどこんなお菓子になるのだと
聞いたことがあります。



ガラスの宮殿にひとりすんでいる、
あのひとの名前は、誰もしりません。
ただ、こんな寒い12月の夜には、
気まぐれなおくりものが届くことが
あるのだそうです。
そしてそれは、すぐに食べないと、朝日にとけて
消えてしまうのだと。

(お話と写真:マーズ)
2002年12月19日(木)
/ copyright * お天気猫や



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