クリスマスタイド
■ Christmastide −クリスマス・シーズン−
日本では「クリスマス」というのは、
24日の「イブ」がメインで、
25日の「クリスマス」当日は、
気の抜けた炭酸のような日になってます。
どうして、24日がメインなのでしょうか。
日本独自の「風物詩」というべきでしょうか。
ヨーロッパなど、キリスト教の国々では、
クリスマスというのは、
12月24日から1月6日までをさすそうです。
(このクリスマスの”期間”を
「クリスマスタイド」といいます。)
1月6日は、「エピファニー(顕現節)」と呼ばれ、
キリストが洗礼をした日だといわれています。
イエスの洗礼を記念する祝祭が「エピファネイア」
と呼ばれていたことに由来するそうです。
この間の12の夜を数えて、これが、「十二夜」。
「十二夜」というと、
私もすぐに、シェイクスピアを思い浮かべますが、
その当時の習慣の上では、
12月16日から2月2日の48日間が「クリスマス」だったそうです。
クリスマスが、キリスト教社会にとって、
大切な行事であることには間違いないのですが、
クリスマスのお祝いの背景には、
キリスト教の文化だけでなく、
キリスト教以前の社会の祝祭「冬至祭」の存在があります。
いろんな文化がまざりあって
新しい文化が誕生します。
宗教色のない日本のクリスマスも、
もう、新しい「日本独自」の文化なのでしょうね。
(シィアル)
2001年12月17日(月)
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