お風呂のハーブバッグ
お風呂が楽みな季節です。
今日は何のハーブのバスバッグにしようかな。
ゆっくり眠れるラヴェンダー、すっきり爽やかレ
モングラス、
いただきもののすべすべ美肌用なんてのもあった
っけ。
はい?
お宅のお風呂はドライハーブを袋に詰めた
バスバッグは使えない?
ゆっくり水を焚いてお湯にするんじゃなくて
最初から適温のお湯を溜めるタイプだから
お風呂に放り込んでも香りがなかなか出ないんで
すね。
うちのもそうですよ。
だからね、香りの出にくいドライハーブは
あらかじめお風呂に入れるハーブ液を
煮だしておいてお湯に入れるんです。
もちろん循環湯沸かし型のお風呂なら
最初にお水にぽん、と入れておけばいいんですけ
ど。
[お風呂ハーブ液]
きれいな小鍋に2カップくらいのお湯を沸かしま
す。
ドラライハーブの入ったバスバッグを入れて、
とろ火で少し煮ます。
濃いハーブティーを作っておいて
飲む代わりにお風呂にいれるようなものですね。
煮だしてからハーブ液だけ漉してもいいですが、
だしがら(笑)パックも一緒に湯舟に入れておく
と
お湯に浸かりながら揉んで香りが楽しめるし、
肘や踵をこするとつるつるになります。
煮出しに使った小鍋はすぐにすすいでくださいね
。
そのままハーブ液をいれておくと
匂いがついたり色がついたりして
お料理するとき変になっちゃいます。
[お手製バスバッグ]
中身はハーブティー。
一番手軽なのはスーパーで売っている
「お茶パック」、出来れば大き目の「だしパック
」
あるいは「生薬パック」などの中に
お好みのドライハーブを詰めて
お風呂バッグにします。
きちきちに詰め込むとお湯で膨らんだハーブが
パックから溢れてぐちゃぐちゃになるので
大き目の袋に軽く二握りくらいのハーブを入れて
。
あるいは二重にしたガーゼや粗目の木綿布で
ハーブをくるりと包んで
紐でてるてるぼうずのようにしばっても。
凝る方は専用の可愛い袋を作って
刺繍やリボンで飾っても楽しいですね、
ただし、すぐに洗わないと色がついてしまいます
。
[バスハーブ]
市販のバスバッグは当然ドライハーブですが
もちろんフレッシュも使えます。
分量はドライの倍以上必要です。
バス用ドライハーブをおいてあるお店もあります
が
普通のハーブティーでいいのでいろいろお試しを
。
割高ですがハーブティーバッグ
2つ3つというのが一番簡単ですね。
[おすすめバスハーブ]
お肌に優しいカモミール、
心休まるラヴェンダー、
眠りをさそうリンデンやホップ、
頭すっきりローズマリー、
気分爽快ミント、レモングラス
といったところが定番でしょうか。
華麗なるローズ、
ジャスミン、オレンジやレモンの花は
香りが飛ぶのであまり煮込まないように。
和風のお気に入りはヨモギと青紫蘇。
なんだか香りが地味だなあ、と感じる方は
エッセンシャルオイルやブレンドオイルを数滴
お風呂に足してみて下さい。
組み合わせが悪いとよけい
変な香りになるかもしれませんが。
ヨモギに和ハッカオイルや
ローズマリーにラベンダーオイル、
リンデンにオレンジオイルなんかが
私のお気に入りです。
バスバッグに最初から
オイルで香りつけしてあるものは
長く煮出すと香りが飛ぶので御注意。
[浸出時間]
ハーブの種類や刻み方で違って来ますので
様子を見て加減して下さい。
花や、粉の様に細かいハーブで
さっと色と香りが出てくれば短時間、
それでもハーブティーより長め、
5分から10分くらい。
木の枝や皮、分厚い葉、
大きく刻んだものはやや長時間、
15分から20分くらい煮出します。
以前漢方薬局に研修に行ったら
刻んだ生薬を一回分ずつパックして
毎日ぐつぐつ30分煮て服用させるというので
びっくりしましたが、
薬用成分を引き出すにはそのくらい
手間がかかるとの事でした。
お風呂ハーブは薬じゃないので
そこまでこだわる必要はないのです。
いただきものだけど飲み難かったハーブティーや
意外に「健康茶」なるものが味はとにかく
お風呂に向いているかも。
いろいろ試してみましょう。
でもあんまり血行が良くなり過ぎると
どきどきして眠れなくなってしまうので、
夜遅くあんまり熱いお風呂に入るのは止めましょ
う。
ぬるめのお湯で、ゆっくりのんびり。
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