「魔女学校の一年生」 著者・絵:ジル・マーフィ 訳:松川真弓 / 出版社:評論社
2001年07月31日(火)

魔女の学校、おもしろそう、ということで
またまた図書館から借りてきた。

ドジなやせっぽち魔女ミルドレッドが主人公。
高い山のてっぺんにある、
カックル先生の魔女学校を舞台に
物語は進んでゆく。
彼女には帰る家がない。
さて、最初におぼえるのは、ホウキの乗りかた。
仲良しのモードと、いじわるをする優等生の魔女。

この展開、どこかで。
そう。
ハリー・ポッターの「魔女版」。
というより、こちらの日本語版が1987年なので、本家。
勝手にそう思って読む楽しみもある。

魔女の学校では、黒い仔猫を一人一匹ずつもらえる
ことになっている。黒猫にはホウキに乗って
一緒に空を飛んでもらったり、いろいろと
役割があるものなのだ。
それにしても、すごい数の黒い仔猫が必要だなぁと
心配していたら。
ミルドレッドのもらった仔猫は──読んでのお楽しみ。

担任の魔女はハードブルーム先生。
髪をひっつめ、やせて背が高い先生は、
きびしくて特にミルドレッドには冷たいが、
盛装をすると立派な魔女になる。
彼女の消え方が、とっても気に入った。

読み終わった今、ちょっと後悔。
シリーズ第2作も、一緒に借りるべきだった。(M)


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