My:Style

AVC Technology SN-A250 [1]
ポータブルオーディオプレイヤー(SiGNEO SN-A250)
2006年6月に、前愛用してたSN-F120の調子が悪くなったので、
メーカーに修理依頼したらこれと交換ということで手に入れました。
前のSN-F120よりも完成度が高く、値段だけ下がればかなりいいものです。
全体を見てハード関係は変わっておらず、
ソフトの関係の大幅なバージョンアップが行われた機種といえそうです。

デザイン

デザインとしては、とりあえずシンプル。この一言に尽きます。
表の黒い部分は鏡面仕上げ、裏の部分はプラスチックですが、
塗装もちゃんとされていて安っぽさは全くありません。
液晶は、表の黒い部分の上半分ぐらいから、
浮き上がるようになっていて、
電源が入っていないときなどは全く見えません。
また、下の部分のSiGNEOのロゴの後ろにも2つの青色LEDが仕組まれていて、
再生中画面が消えているときや、電源を入れたときなどに点灯します。

性能・機能

基本的な機能は、全く問題なし。SN-F120ともあまり変わりはありません。

本体の右側面です。(画像をクリックすると大きくなります)
ボタンが6つ並んでいて、これらのボタンですべての操作を行います。ボタンに書いてある通り、上の二つはボリュームの大小、上から3番目がメニュー画面・設定画面の呼び出し、下の3つが早送り、曲の送りや戻しなどに使うボタンです。
停止のボタンがありませんが、電源の入り切りは再生ボタンを長押しすることで行います。
また、停止は行えず、再生ボタンでの一時停止のみとなります。
下にあいている小さな穴は、ボイスレコーダー用のマイクです。

また、左側面にはイヤホンの端子(イヤホンを挿すところ)があるだけで、ほかに何もありません。
本体の底面部です。ここには、ホールドのスイッチがあるだけでほかに何もありません。

本体の上面部です。ここにはUSBの端子とストラップを通す穴があり、上の黒い四角いのがUSB端子を覆うシリコンのようなゴムで、真ん中の黒い穴がストラップを通す穴です。
個人的には、ポケットに入れる上でイヤホンの穴はここにあったほうがいいと思うんですが、何で横なんだろ?

また、裏にはシリアルナンバーや簡単な仕様などが表記されたシールが2枚貼ってあります。

音質

機種自体はごくごく普通の音質、
とりわけチューニングされているわけでもないと思います。
後はイヤホン次第と、イコライザーをいかに自分好みに調節するかだと思います。
外の騒音のあるところで聞く分には全く問題ありません。

イヤフォンのできはまあまあ

SN-F120のイヤホンがぼろぼろだったからかもしれませんが、
A250のイヤホンはそこそこのできです。これでも聞けないことはありません。
低音が結構目立つ傾向にありますが、
特別それに加えて高音が出ているわけでもないので、
聞きやすいと思います。でも、シンバルなどの音の伸びはよくありません。

イコライザーが豊富

SN-F120に比べて、イコライザーがとても豊富になりました。
プリセットされているもので、
10種類とユーザ設定のイコライザー(自分で音の比率を調節できる)がひとつあります。
ユーザー設定のイコライザは5バンドでそれぞれ、
62Hz,250Hz,1KHz,4KHz,16KHz、
そのそれぞれを30段階で調節できるので、かなり細かな調整ができると思います。

長押し問題解決

SN-F120での長押しに関する問題は、
ほかのメーカーの基準に合わせて形で解決されています。
つまり、日本で標準的に言われている長押しに戻り、操作系統のいらいらもなくなりました。

ファイル転送上の注意

SN-F120と同様で以下は、SN-F120と同じ文面。

転送については、Windows Media Playerを使うように説明書では説明されていますが、これを使わなくても大丈夫です。
僕の場合は、iTunesを通常使用しているので、エクスプローラーからのコピー、ペーストで転送しています。これでもまったく問題なく再生されます。

また、ID3(MP3形式の場合の諸情報)やWMAの場合のアーティストなどの情報も読み取りますが、
トラック番号を読み取ってその順番に再生する機能は備えていません。
ファイルに組み込んで表示される情報は、
「曲名、アーティスト名、アルバム名」程度です。
また、ファイルはファイル名順に再生されます。
ディスプレイに表示されるのはファイル名ではなく、
組み込んだ情報の方なのでファイル名が表示されることはありません。
それを利用して「01 名前.mp3」などといった風に
ファイル名の頭にトラック番号を入れてやると、頭の番号順で再生されます。

プログラム機能

SN-F120にはなかった、プログラム機能というものができています。
内容はMDプレーヤーなどと一緒で入っている曲の中から選び出して好みの曲だけを聴くというものです。
プログラムはひとつまでしか作成できませんし、パソコンではなくプレーヤーでの操作になるので操作性はパソコンでやるに比べて悪いですが、512MBぐらいならそんなに曲数もないので十分です。

ディスプレイは大きめ

SN-F120に比べて、画面は大きくて見やすいですし、
画面の分割の仕方もうまいので見やすいです。
解像度も高く、文字が角ばるようなこともありません。
太陽の下では確かに見づらいですが、手などで隠せば普通に見えます。
携帯と同じぐらいと考えてもらえればいいかな。

その他不具合など

ひとつだけ満足できない点を言えば、起動時間が少々遅い。
前に聞き終わったところから再生できる機能も追加されているので、
その記録を読み取っているのだと思いますが、ボタンを押し始めてから聞ける状態になるまで20秒ぐらいかかります。

最後に

SN-F120と比べれば、値段以上の進化をしています。
発表から発売が長かっただけあります。いろいろと不具合が見つかったのでしょう。
まだまだ、参入して時間が浅いメーカーですから、これからの活躍に期待。
デザイン重視の考え方は僕は大好きです。
持ち物すべてにデザインを求める人にはピッタリ。
2006/7/17
ページトップへ戻る