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SONY NW-S705F(S700シリーズ) [1]
ポータブルオーディオプレイヤー[SONY NW-S705F(S700シリーズ)]
前使っていたSIGNEO SN-A250が盗難にあったので、仕方なく買いましたが、
買った後は早く買えばよかったと後悔したほど、きれいに仕上がった製品です。

デザイン

この製品と並ぶAシリーズのデザインに似ているデザイン。
化粧瓶っていう風にも言われてるみたいですが、これは化粧瓶に金属の枠を付けた感じ。そこまで、瓶って感じはないです。
友人がAシリーズ(NW-A608)を持っていたので、
ちょっと比べてみましたがこれのほうが薄くて、
Aシリーズよりもスリムになりましたね。

ディスプレイは硬化コーティングがなされていて、
今のところは目立った傷はありません。
金属の枠は、指紋が付きやすい感じです。
普通に操作していて一番持つ部分なので、何かで拭いていないと指紋でベタベタになります。
裏面はつや消し塗装の金属プレート、そこにホールドボタンと再生モードと音質を変えるボタンが付いています。長押しと普通に押したときで使い分けるので、ボタンは一つです。

ジョグシャトルの操作性は抜群によく、デザインともマッチしていると思います。

性能・機能

ポータブルオーディオプレーヤーとしては、最高レベルの性能と機能を備えています。

Panasonicを追いかけて付けた「ノイズキャンセリング機能」を筆頭に、4つの高音質化技術。好評のジョグシャトルの採用で抜群の操作性を継承し、ボディの小型化やディスプレイのカラー化など
とりあえず、音楽を聴くことに関しては、もういらないというぐらいの性能を備えた商品だと思います。

SONY NW-S705F(S700シリーズ) [2] 本体の表になる部分。ここに、ディスプレイと再生・停止ボタンとボリュームのボタンが付いています。
後、右にあるのがSONYの売りのひとつであるジョグシャトル。
NW-A600シリーズでは、HOLDボタンもジョグシャトルにまとめられていたそうですが、今回HOLDボタンは本体裏側にできていて、外側に引いてアルバムの選択、内側に押せば曲の選択ができます。

ディスプレイはカラー有機ELディスプレイで、
太陽の下なんかだとやっぱり見にくいです。


SONY NW-S705F(S700シリーズ) [3] 本体の裏面です。HOLDのスイッチと再生モードの切り替えと音質の切り替えの両方をする、小さいボタンが付いています。
小さいボタンを長押しで音質の切り替え、普通に押せば再生方法の切り替えができます。
再生方法は、
「アルバムを再生してアルバムが終わったら停止」「リピート」「シャッフル」などで、複数の組み合わせもできます。

実はこのボタンちょっとした曲者で、もともとボタンが小さいせいだと思いますが、
ディスプレイを見ながらだとかなり押しにくいんです。


SONY NW-S705F(S700シリーズ) [4] ジョグシャトルを上にしてディスプレイを見た時の、下側の側面です。
ここにも一つボタンがあり、ディスプレイ関係の切り替えとメニュー画面の表示ができます。

長押しでメニュー画面の表示、ディスプレイが消えてる時に押すとディスプレイを表示して、ついているときに押すと、
ファイルの情報、時計の表示やスクリーンセーバーに表示が切り替わります。

音質

この製品は音質にも重点を置いていて、「ノイズキャンセリング」「クリアベース」「クリアステレオ」などの高音質化技術もありますが、もともとの音質がいいのでそれでも十分。

音質は標準の状態で、高音と低音が出てくる感じです。
いかにも「SONYの音」といった感じで、元気な迫力のある感じの音が好きであれば、とても気に入るはずです。
audio-technicaの高級イヤフォンをつないでみましたが、ホワイトノイズもかなり抑えられていて、このクラスのイヤフォンも鳴らしきっていると思います。

ノイズキャンセリングの出来栄えは?

ノイズキャンセリング機能を使うのは初めてなので、
ほかの製品との比較はできませんが、
騒音の半分ぐらいは消えていると思います。
それに、イヤフォン自体に遮音性があるので、
周りの騒音は全く気にならなくなります。

ノイズキャンセリング機能は、
電車の騒音などの一定音量でずっと続いている騒音には効果がありますが、
人のしゃべり声などにはあんまり効果がないみたいです。
少しは消してくれますが、消すというよりも音が変わると言ったほうがいい感じです。

付属イヤフォンの音質はピカイチ

付属のイヤフォンの音質は、付属品ということを考えると、
業界一の音質といってもいいと思います。
ノイズキャンセリング機能が欲しい場面では、
高級密閉型イヤフォンよりも出番は多いかもしれません。

ただそれでも、高級品には勝てないもので、
ちょっと低温に張りがなくモコモコしています。
それに高温の伸びも良くないので、
ロックなどは気持ちよく聞けるかもしれませんが、
クラシックなどには向いていないようです。
空気感なんてものは感じられません。

イコライザーはやや不満

5バンドのイコライザーが付いているのですが、縦方向(強弱)に7段階(-3〜3まで)しか設定値がなく、たとえばここを0.5だけ上げたいと思うことが、多々あります。
せめて15段階ぐらいになってもらうとありがたいですね。
クリアベースも同じところで設定しますが、
これも7段階では少なすぎます。
もっと細かく設定できるようになることを期待します。

ディスプレイはやや小さめ

ディスプレイは結構小さくて、横が28mm、縦が8mmぐらいです。
文字が見えづらいところまではいかないんですが、
結構小さいと思います。
ジャケット表示ももうちょっとディスプレイが大きくないと、
ニュアンスしか伝わらない気がします。

しかし、日本語は漢字がつぶれてしまわないように、
やや大きく表示されているみたいで、
そこらへんには配慮が見られました。

転送速度は遅い

やっぱり噂どおり、SonicStageはかなり遅いんですが、転送が遅いのはソフトのせいではないみたいです。
もともと、中に入っているメモリー自体が速度の遅いタイプのようで、それにSonicStageの遅さも加わって遅いみたいです。

片手で操作は難しいかも

私は自転車に乗りながら操作をしたいので、
片手で操作したいんですが、
ジョグシャトルがあるおかげで片手での操作がしにくく、
無理してやろうとすると、手からこぼしそうにもなりました。

ですが、ボリュームやHOLDのボタンは片手でも簡単に操作できます。
しにくいのは、ジョグシャトルを使うときだけです。

最後に

不満もいくつか書きましたけど、基本的には五つ星の商品で間違いないです。
ここで書いた不満は、まぁそのうち改善されるかもしれませんし、
大した文句でもありません。

とりあえず買ってみても、絶対損はしないと思います。
2007/2/5
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