巨人・清原がFA宣言へ(サンケイスポーツ)

巨人・清原和博内野手(34)がFA宣言することが17日、決定的になった。
清原はこの日、都内のホテルで巨人・土井誠球団代表(58)らと電撃的に残留交渉を行い、
複数年契約の提示を受けたが「考えさせてください」と態度を保留した。
巨人側も、清原が他球団との交渉を行うことを念頭に長期戦の覚悟を決めた。
清原がいよいよ、球界オフの主役に躍り出た。
巨人の最大限の誠意にも、気持ちが揺らぐことはなかった。
土井球団代表らとの電撃交渉を終えて、都内でサンケイスポーツの取材に応じた清原は、
言葉を選びながらもキッパリと言い切った。
「球団は複数年を提示? その通りです。満足とか、不満足とか、そういう問題じゃない。
きょうは話を聞いたということ。“ゆっくり考えさせてください”と球団側に伝えただけです」
FA権行使の決意をついに固めた。この日、清原は巨人から残留交渉のスケジュールについて打診された。
交渉のイニシアチブを握るように「きょう(17日)お願いします」と返答。
土井球団代表、倉田運営部長が慌ただしく東京・神田錦町の球団本部から都内のホテルに出向き、午後5時から極秘交渉を行った。
「来年以降も原監督を支えていってほしい」と土井球団代表は複数年契約を提示。
渡辺オーナーが7月、「5年? そうなればいいな」と発言したことから条件は5年契約・総額24億円ともみられていたが、
この日は「3年契約・総額18億円」など複数のケースが提示されたもようだ。
清原には、巨人での5年間に受けた“傷”は強く心に残っている。
5年前の交渉では、当時の球団首脳から「落合には出ていってもらう」と明かされ、
尊敬する落合と競争するつもりだったプライドが傷ついた。さらに不調や故障で渡辺オーナーから受けた批判の数々…。
昨年から「正当な評価をしてもらう」と話し続け、5年間で最高の成績を残した。
それだからこそ、「球団の気持ちはわかりました」とだけ答え、自らの意思を明確にしなかった。
この日の電撃交渉を自ら指定したように、交渉の主導権は清原本人にある。
「FAする、しないとは言っていなかった。だが、他球団の話を聞くことは、
選手の権利だから“NO”とはいえない。言えることは、他球団の評価を聞いた後でも、
巨人に残ってほしいという気持ちは変わらない。待つだけです」
土井球団代表は、清原がFA宣言することを感じ取ったようだ。
今後、日本シリーズ終了までに巨人側と再度交渉を持つ可能性もあるが、あくまで結論はFA宣言の後になる。
最終的に宣言残留という道も残されているが、阪神、横浜などが手を挙げるのは必至で、
いよいよ清原が、オフの主役に躍り出る。


・・・以上がサンケイスポーツのインターネットによるもの。



・・・一方、以下に示すのは、同日の「スポーツ報知」の記事。



清原4年18億円 残留へ 第1回交渉 破格の条件提示

巨人・清原和博内野手(34)の残留が濃厚になった。
今季で契約が切れ、FA(フリーエージェント)権行使が有力な清原は17日、
土井誠球団代表と都内のホテルで、巨人残留に向け直接交渉。
席上、3年目の成績によってさらに1年延長される変則の4年契約で、
合計18億円の破格の条件を提示したことが明らかになった。
清原獲得に動くと見られていた阪神、横浜も撤退は確実で、
来季も清原がGIANTSのユニホームを着てプレーすることが決定的だ。

阪神撤退濃厚 横浜も条件上回れず

球団サイドとFA交渉をした巨人・清原。残留が濃厚になり、来季も雄姿が見られそうだ
 破格の条件だった。巨人が清原残留へ向け用意したのは、3年目の成績によって、
さらに1年延長される変則の4年契約で、その総額は18億円。
今季の清原の推定年俸は3億5000万円ともいわれ、単年でも1億円の年俸アップ。
契約年数でも来年、35歳になる年齢を考えれば、複数年契約も清原にとっては文句なし。残留への可能性は一気に高まった。
残る問題は、清原がFA宣言した場合、獲得へ乗り出す他球団の動向だが、
巨人の条件を上回る球団はなさそうだ。96年オフに続き獲得へ名乗りを上げそうな阪神も撤退が有力だ。
「縦縞を横縞に変えてでも」と当時の監督だった吉田監督のラブコールを振り切り巨人へ移籍したことに対し、
久万オーナーが難色を示しているのが大きな要因。一時は阪神移籍に傾きながら、
一転して巨人へ移籍した経緯を「裏切り行為」としている、という。
これで、獲得へ乗りだしそうなのは、西武時代の監督だった森監督が率いる横浜だけ。
しかし、横浜が用意した条件は、3年間の複数年に巨人へ支払う移籍金込みの20億円、といわれている。
年俸の内訳は4億円の年俸プラス5000万円の出来高で、巨人の条件を大幅に上回るものにはならない。
例え、年俸が同額でも、試合ごとに出る賞金やその他の副収入を考えれば、巨人に在籍した方がメリットがある。
この日の直接交渉は、巨人側が条件を提示しただけだが、
10月1日の最終戦後には原新監督が清原本人へ残留へのラブコールを送り、
その後もフロントが綿密な下交渉を行っている。これまで清原は移籍先について明言していないが、
最大限の条件と誠意を伝えた。後はその答えを待つだけとなっている。
巨人に移籍した5年間で周囲も本人も満足な成績を残したのは今季だけ。
しかも活躍した今年は優勝を逃しているだけに、責任感の強い清原の男気を考えれば、巨人残留が決定的だ。
近日中にも2回目の直接交渉が行われる。FA権行使については今後の交渉次第だが、
原新体制のもと、巨人でV奪回を目指すことになりそうだ。

阪神照準絞った片岡&田口獲得
 
阪神サイドでは、すでに「清原、巨人残留」の覚悟が出来ていたようだ。
「本人が本当に、FAで手を上げるのだろうか。巨人に残るのでないか。
検討はしているが、あれだけの大物になると、宣言してからでないと結論は出せない」と球団関係者は話していた。
まさに半信半疑で獲得を検討しながら、動向を見守っている最中だった。
貧打解消を第一目標にする球団が、FA補強のターゲットに絞っていたのは、
清原を筆頭候補に、日本ハム・片岡、オリックス・田口の3選手だった。
特に野村監督は「4番を打てる打者」と清原取りを熱望していたが、
今後は片岡、田口の両選手獲得へ全力を傾けることになりそうだ。

横浜あきらめん「お金じゃない」

残留濃厚となった清原の動向を受け、横浜はFA戦略の転換を迫られることになった。
笹川チーム運営部長は「清原以外、考えていない」とし、年俸4億円プラス出来高1億円の3年契約という条件に
上積みの可能性を示唆したが、巨人を上回る提示は難しい。
「清原の場合は金じゃないと思う。もちろん森監督にも手助けしてもらう」と“清原第一主義”を貫く方針だが
「(オリックス)田口よりは(日本ハム)片岡。クリーンアップを打てる選手の方が必要な戦力」とも話した。
清原の残留が正式に決定した時点で、ロッテ・石井のトレード獲得、新外国人選手の獲得など、方針転換も考えられる。


(以上、スポーツ報知より)


・・・しかし、どうして同じ事実を、ここまで正反対に捉えることができるのだろう?
サンスポは、フジサンケイなのでヤクルト応援団ではあるが、基本的には中立的な立場なので、記事も中立と思われるが、
誰がどー考えても、スポーツ報知の「それ」は、偏見・情報操作である。
・・・スポーツ報知の、この記事を見て、改めて「洗脳」というものを感じた。
(ちなみに阪神よりのスポーツ紙であるデイリースポーツは、今の段階では17日の交渉の事を記事にさえ取り上げていない。)

マスメディアをプロパガンダ(宣伝)に初めて利用したのは、ヒトラーとされているが、
ナベツネグループは、これまったくヒトラーと同一のことをやっている、としか言いようがない。

巨人ファンは、報知の記事を、すんなりと何事もなかったかのように、受け入れることだろう。
それが洗脳記事であることにさえ気付かずに。

ただし、
少なくても俺は、このスポーツ報知の記事を読んで、ますます読売グループのアホさ加減を露呈した、と確信できた。
洗脳は、洗脳されている人にしか通用しないんだよ、読売グループの皆様方!
よく、覚えておいた方がいい。
なお、俺のページだって阪神よりの内容、と言われるかもしれないが、
俺のは商売ではない。読売の、それとは、間違っても一緒ではない。

ちなみに、ではあるが、こういった記事の信憑性を計るひとつの方法がある。
発言文なんかの記名がはっきりしていない場合、その記事の信憑性は格段に下がる、というのが、常識だ。
女性週刊誌、写真週刊誌などに多く見受けられるので、今後何かの機会には、それを尺度にすると、よい。
「A子の知人K子さん」だの、「業界関係者」だの、・・・それ、誰や?ってやつ。
この報知の記事の場合、「阪神球団関係者」なる人物の発言が書かれている。・・・それ、誰や?
大体、これが横浜のところの記事だと、「笹川チーム運営部長」と、はっきり記されているやろ。
「阪神球団関係者」なんて、敢えてシークレットにする必要性は、まったくないのに、な。

いずれ、
スポーツ新聞は、総じて特ダネを狙うきらいがあるので、この手法は週刊誌と同様、と考えて間違いない。


ま、
キヨが本当の意味での男の中の男なのか、そうではないのか、
・・というより、夢を金で買うのか、実力で買うのか、
・・・いよいよ、本当に楽しみや。

あらかじめ言っておくが、
キヨに、どうしても阪神に来て欲しい、と思ってるわけではないよ俺は。
巨人に立ち向かっていきたい、というのなら、迷わずうちにおいで、ということ。
だだこねて、金吊り上げて、それで阪神に来る、っちゅーのなら、いらん。
たとえプロだとせよ、ファンが期待しているのは、「やる気」の問題だ。
新庄を見い!新庄を。←ちょっと方向性が違うが、金の面では、っちゅーこと。

早く日本シリーズ、終って欲しいな!

ナベツネ原理主義の皆様!
目を覚ましてください!!

(正確には、「ナベツネ原理主義に洗脳されている皆様!」です。原理主義の首脳陣は、勝手にして下さって結構です)