ポエトリーリーディング用語集

イル/ill:病気。病的なこと。(r)そこから転じてカッコイイこと。

エー・ケー・エー/a.k.a.:(r)「also known as」の略。A a.k.a. Bで、Bとしても知られているAさんになる。通常、個人名の後にa.k.a.を付けて、所属団体名、グループ名が来ることが多い。ジョン=レノンa.k.a.ビートルズ。ビートルズのメンバーとして有名なジョン=レノン。みたいな使い方をする。

エム・シー/MC:マイクを持ってしゃべる人のこと。イベントのMCだと、イベント全体の司会を務める。ラップグループのMCだと、グループのボーカル・しゃべり担当者を意味する。

オープンマイク/open mic:来場者にマイクを使ったパフォーマンスの権利があるイベントのこと。
主催者に事前申し込み制の場合と、当日その場でエントリー制の場合がある。通常一人の持ち時間は5分ほど。

スラム/slam:

1オープンマイクに、観客による審査が加わった形式のイベント。通常は観客が気に入ったパフォーマンスにいくらかお金をカンパし、一番多くのお金を集めたパフォーマーが優勝という形式。優勝者は次回イベントにゲストとして招かれるのが一般的。
2伴奏、BGMなし、マイク一本でリズミカルな朗読をする朗読の形式。ヒューマンビートボックス(声帯模写)やタップダンス(足で地面を蹴って音を出す)、ハンドクラップ(手拍子)、体を叩いて音を出すなど、楽器を使わないでリズムを刻む朗読法。参照映画SLAM
3酷評する。4強く音を立ててドアを閉める。

ディー・ジェー/DJ:(r)レコードをかける人のこと。通常ラップはDJ+MCで行われる。

デフ/def:(r)かっこいいこと。

ヒューマンビートボックス/Human Beatbox:声帯模写。(r)人がマイクを使って口でリズムを刻んだり、ドラムの音やバイクの音などを出すパフォーマンス。

ポエトリー・リーディング/poetry reading:詩の朗読。略語としてポエトリー。類義語としてスポークンワード(spoken word)。

要1D:入場料金とは別に何か飲み物を注文しなければいけないこと。Dはドリンク。通常500円〜。「要1F」は料金とは別に何かFood・食べ物を一品注文しなきゃいけないシステム。通常、要1D or 1F(メニューから飲み物か食べ物を一品注文)だが、エブリネスのように要1D&要1F(メニューから飲み物と食べ物を一品づつ注文)の場合もある。

ライム/rhyme:韻。「インテル、入ってる」のように語尾が同じなのを脚韻。「ドナルド・ダック」のように頭文字がD・Dで同じなのを頭韻という。「ドナルド ダック」のように子音のみの韻。「夢 みて」のように「え」という母音のみの韻。「インテル、入ってる」のように母音も子音も踏んでいる韻などバリエーションは多い。米ではまれに、リム/rime。リズム/rhythmと同語源。

ラップ/rap:ラップミュージック。ボーカルの入ってないレコードをかけてリズミカルにしゃべる音楽。軽くたたくこと。非難、犯罪容疑。会話、おしゃべり。

リリック/lyric叙情詩。流行歌・ミュージカルなどの歌詞。

ワークショップ:講師を招いて授業を受け、その後、その授業に基づいた表現を自分達で作り、発表し合評し合う形式のイベント。ポエトリーの場合、講師や授業がなく、自作を持ち寄って合評し合う形式が多い。

ワック/Wack:(r)ダサいこと。(通常呼びかけで)友人。奴。奇人。変人。

1D付:料金の中に飲み物一杯分の値段も含まれていること。入場料2000円(1D付)だと、入場料2000円で、飲み物一杯無料。逆に入場料2000円(要1D)だと、2000円とは別に何か一杯飲み物を注文しなくてはならない。

注)文中の(r)はラップ用語。