ヴァース/verse1韻文。(対義語prose)。 2詩の一行。

エステティック/aesthetic:美学。(米ではしばしばesthetic)。

エピック/epic:叙事詩・勇ましい。

オクターブ/octave:1八度音。 2ソネットの最初のニ連。ソネットの導入部。

強音:強いアクセントがある音節のこと。英語・ドイツ語の詩で使われる概念。

シラブル/syllable音節。シラブルはひとつの母音を中心とした音のかたまり。参照HP:モーラとシラブル

セステッド/sestet:1六重唱。 2ソネットの終わり二連。

弱音:弱いアクセントがある音節のこと。英語・ドイツ語の詩で使われる概念。

ソネッター/sonneteer:1ソネット詩人。 2へぼ詩人。

ソネット/sonnet:14行詩。ヨーロッパの代表的な詩の形式。
古代ギリシャ発祥で、その後、ローマ、イタリアを経て、フランス、ドイツ、イギリスなどに広まる。

4行・4行・3行・3行の四つの連で出来ていて、最初の2連をオクターブ(octave/八度音)、3連目の一行目を旋回点(ピボット/pivot)、後2連をセステット(sestet/六重唱)という。
弱強五歩格を基本として、韻の踏み方は

イギリス ABBA ABBA CCD EDE

      ABBA ABBA CCD EED

イタリア ABBA ABBA CCD CDC

      ABBA ABBA CCE CDE

シェークスピア式 ABAB CDCD EFEF GG

スペンサー式 ABAB BCBC CDCD EE

ペトラルカンソネット ABBAABBA CDECDE など。

A同士、B同士は同じ脚韻であることを示す。

短音:1シラブルで1モーラの音。長音の項参照。

長音:イタリア語・ドイツ語の詩で使われる概念。英語では長音の代わりに強音が使われる。1シラブルで2モーラの音。ドイツ語では母音間に2つ以上の子音が入れば長音となるため、短音で終る語の子音+短音で始まる子音の語、という組み合わせで長音が生まれる。

ビー・ピー・エム/BPM:曲の速度を示す単位。一分間に四分音符が何個入るかを示す。100BPMで一分間に百個四分音符が入る。

ピボット/pivot:旋回点・軸足・中心人物。ソネットの三連目の一行目で、通常新しい流れが生まれるとされる。

フィート/Feet:詩脚・歩格・韻脚。単数形でfoot/フット。強弱五詩脚だと、一行で強音と弱音が交互に五回繰り返され、合計10音で構成され、行末で韻を踏む形式の詩を指す。

メーター/meter:1メートル(長さの基本単位)。 2韻律。格調。歩格。拍。同義語:フィート/feet。

モーラ/mora拍。通常、八分音符と同じ長さ。短音を一モーラ、長音を二モーラ、とかぞえる。

ライム/rhyme:韻。米ではまれに、リム/rime。リズム/rhythmと同語源。

リズム/rhythm:リズム・韻律。(「調子よく流れるもの」が原義)

リリック/lyric叙情詩。流行歌・ミュージカルなどの歌詞。