■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 不定期刊行物【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験】 第3号 ’99/11/27発行 会社員時代にもらった金で、100冊も同人誌を作ってしまった私が、 書籍コードの無い本を抱え、この本を扱ってもらえる書店をめぐる日々の日誌。 このメルマガは私の抱える同人誌の在庫がなくなるまで続きます。 現在の在庫状況 文体演練法74−1冊 寓話集58冊 最悪な気分68冊 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 今回は書店様への持ち込み第一号ってことで。 11月21日日曜日。 午前中アルバイトの面接を受けて、12時にお家をスタート。 270円で中野着。 中野から九段下行って190円。 新宿三丁目乗換えの、新宿御苑降りで、160円。 新宿御苑から四谷乗り換えの水道橋降りで、230円。 神保町から大手町乗換えの南行徳降りで、230円。 270+190+160+230+230で合計電車賃が 1080円なり。 さらに金のこと書くと、ロッテリア(380円)とマック(500円)の セットメニュー食って消費税込みの 約1000円として 散髪も1000円の安いとこで刈って 今月の電気代が2160円払って、 アルバイトの面接用のインスタント写真が300円の 回転寿司でも2000円ほど食ったかな ジュースも120円の一本飲んだかな。 コインランドリ―で150円の乾燥機で100円 コンビニで翌日の朝飯用に 2Lウーロン茶(198円)+食パン(150円)買って 合計8258円。と簡単に一万跳ぶね。 と、たまにはセコク生活感を出してみたりする。 まあ、ほとんど食費だったりするのですが、 ハングリー精神って奴はこういう所に発揮されるわけで。 初めの中野は中野のタコシェさんに 同人誌を持ち込んだのが一昨年の6月?辺り 本当は三ヶ月に一度は顔を出して返本等受けつけるはずが 同時期に持ち込んだ別の書店さんとのやり取りにてこずり 結局そのまま約2年。 納品書の方も無くしてしまっているので 非常にうかがいにくいわけで。 取りあえず今日顔を出して・・と思っていると 中野ブロードウェイ内もまんだらけ効果で やたら新規の店が出店&老舗が廃業してて 土地カンが戻らない。タコシェってどこだっけ? 1時間ほど歩き回ってタコシェに入る。 以前、置かせて頂いて3ヶ月後ぐらいに行くと 一切本が減って=売れてなかった・・ 活字系同人誌の現実なんてそんなものだぜ。 その時は店員さんに声をかけて 「すいません以前、 このような本を持ち込ませて頂いたので、 返本と精算の方を済ませたいのですが。」 と、言いづらくてそのまま逃げてきました。 今回は、2年経ってることもあって 書店さんの棚も配置換えしてあり、 私の本は棚に無く、おそらく捨てられてるか 書庫の奥に眠っているか・・ 店員さん同士がわりとアットホームに雑談されてて 話し掛けやすい雰囲気だったので いまがチャンスと思ったのですが 「2年前の6月頃に・・」 切り出し難い。 今度、新規のような顔して別の本持ちこむか? などと思いながら、逃げちゃいました。 こういう人が居るから一般書店は 同人誌を扱わないように成って行く。 で、次は新宿御苑に向おうとしたのですが 中野から新宿御苑への最短ルートがわからない。 地図で観るとわりに近いんですけどね。 取りあえず、中央線で中野から新宿に出て 新宿から丸の内線で新宿御苑前が一番かなと 思ったのですが、この地点で新宿のような 人通りの多くて乗り換え用の線路が多い駅は嫌だなと 思っていたわけです。 それがのちに見事的中しました。 中野から中央線に乗ったはずがなぜか東西線で ワケの分らないところに連れて行かれてる。 「これだから東京は嫌だ!」と泣きわめきながら 必死になって考えました。駅は神楽坂でした 降りてから考えるか?乗ったまま考えるか? 神楽坂では乗換えが出来ないので 乗ったまま考える事にしました。 でも、次の飯田橋では乗換えが出来ます。 乗り換えてから考えるか? このまま乗って考えるか? 飯田橋から乗り換えると南北線で四谷に出て 四谷乗り換えの新宿御苑。二度も乗換えが必要です。 このまま乗っていると大手町乗り換えで 丸の内線一本で新宿御苑に着きます。 でも、大手町からだとかなりの遠回り。 おそらく一時間以上掛かるでしょう。 乗換えが多いのも嫌(泣)! 遠回りも嫌(泣)! 号泣しながら乗っていると次は九段下 結局私はそこで降り、 都営新宿線で新宿三丁目に行きます。 都営線というのは他の地下鉄と 切符の互換性が無いため別に切符を買っての 初乗り料金扱い。 しかも新宿三丁目からは普通の地下鉄になるので また初乗り料金。 こんな事なら初めから飯田橋で 降りてればよかった。どうせ二回乗り換えなら 初乗り料金三回も払ってどうする! そんなに金持ちなのか私は!って感じで 地下鉄に寄付をばら撒きつつ。 ひさびさに来る模索舎店内はかなり模様替えをしており いま流行りの「だめ連」関係が幅を利かせておりました。 だって「だめ連」関連書物の棚のトップが 外山恒一、この人も長いね。西部すすむ持ち上げたり ブルーハーツにケンカ吹っかけたり。 次にあったのが、みつを。あのイラストと習字の人です。 お二人とも「だめ連」なのでしょうか? 組織としてのだめ連に参加してる人でなく 世間的に定職も家庭も持たずに遊んでいる人を 全部「だめ連」関連書物に分類してるような気が。 それだと、小室哲哉とか松本人志も家庭持ってないし 会社員してないし「だめ連」じゃねぇーか! と思いつつ、あの人達は稼いでるから「だめ」じゃないのか? 年収いくらなら「だめ」に属さないのだ? などと思いつつ。カセットテープコーナーも 以前とは品揃えがかなり異なっている様だし。 でも、ショートカットはまだ続いてる? 腹腹時計とKICK・OUT買って、 持ち込みの本を見せると 「いま担当者が居ないので・・。 6時になれば戻ってくるので、 それまで待って頂けないでしょうか?」 と言われてですね。 時計を見ると5時20分。 自分としては誠意を見せたい。 待つのと「また来ます」 どっちが誠意があるかというと 自分としては何度でも足を運べますという 後者の方に誠意を感じるので、 (中野タコシェさんに2年も放置してしまった 後だってのもあるし) 見本と本のチラシを渡して「また来ます」 の方を選びました。 家に着くと模索舎さんの方から留守電に伝言を頂いていて 「取り扱いOKです。ただし、 本の中に連絡先を書いたページが必要ですので はさみ込みでも構わないので代表者の 名前・住所・TEL等の連絡先を入れた ものを御持ち下さい」 との事で感無量! このHP始めてやっと取り扱い書店様の地図が入れれる。 本当は取り扱い書店様を作ってからHP立ち上げのつもりが こんなにも時間がかかってしまって。 在庫の文体演練を半年で0にするというノルマは やっとスタート。9月29日スタートなので、 締め切りを3月29日としてあと4ヶ月ほど。 約120日として1日1冊ペースじゃねぇーか。 きついなぁ。 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験メルマガ】登録ページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/mmg.htm 登録と解除は上のページで。 関連HP:掲示板に感想・御批判入れて下さい。 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/ 発行者 木棚 環樹:kidana@pat.hi-ho.ne.jp ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□