■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 不定期刊行物【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験】 号外    2005/1/15発行 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 1雑談 和洋女子大学でのポエトリーコンテストで、 参加賞としてGODIVAのチョコレートをもらって嬉しかった。 敢闘賞みたいなのでボールペンももらった。 島田雅彦氏は、「WEST GOES EAST AND THE TWAIN WILL MEET」 での朗読は質が高かった。 オープンマイクに関して、むかし三分類ってのを書いたんだけど http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/76gou.txt お笑い・音楽・文学以外に、演劇って要素もあって 1960〜1970年代の朗読ブームの頃は アングラ演劇や市街劇や暗黒舞踏と結びついた 詩の朗読がブームだったらしい。 白塗り仮装した人達の集団が路上で朗読しながら練り歩くみたいな 奴で、絶叫短歌の福島泰樹氏の服装&詩の内容も そういう前近代的見世物小屋テイストを売りにしたアングラ劇団の 告知ポスター系から丸尾末広 http://www.maruojigoku.com/ 辺りのノリだったりするのです。 で、舞踏家の方のアトリエを会場とし、 演劇関係者が多く集まる朗読会、 溶鉱炉や「劇団詩人月のひまわり」所属の山吹草太さん& なかもとみゆきさん主催の「ポエトリー・リーディングNoborito」に 行ったりして、 今回のSSWSチャンピオントーナメントで優勝者が 鈴木陽一レモンさん http://www.geocities.jp/lemxre/ で準優勝者がkiccaさん http://members.at.infoseek.co.jp/kicca/index.html と名古屋勢が勝ち、kiccaさんにうかがったところによると 名古屋でのポエトリーイベントを定期主催されている方が 演劇出身の舞踏家の方らしいんですね。 レモンさんにしろkiccaさんにしろ、 そういう演劇テイストが強くて 演劇特有の技法を朗読に取り入れたのが斬新さとなり 勝ちにつながったのではないかと思うわけです。 これまで演劇的な朗読と言うと、感情を込めて 激しく泣き出す、激昂する、突然笑い出すといった 激しい感情の入れ替えが多かったのですが チャンピオン大会はみてないけど予選でレモンさんを 見せてもらった限りでは、アホ役と切れ者役みたいな 一人二役の人格の入れ替えが斬新で、 一人でボケとツッコミの両方をこなすという 漫才に対するところの落語的な技法がすごかったです。 背中を丸めて、口が半開きで、目がトローンとした老人から 背筋をピンと伸ばし、キリッとした顔の青年役に切り替わる辺りは まったくしゃべらなくても別人格に見えるし、 何かが乗り移ったかのように見える。 これは右を向けばハチベエで、左を向けばご隠居という 単純な落語のお約束でもないし、 一人格の中で色んな感情を演じられるという演技力とも まったく違う次元の高度な技術だと感じます。 一つの舞台、一人の役者なのに 複数の人格の演じわけが出来るというのは ストーリーに幅が持てる。 老人から幼児まで一人でできるわけですから 一人芝居で、自分と同年齢同性別の役一人しか出演させられない 役者と、どんな年齢・人格でも一人で瞬時に演じわけ 何人もステージにあげることが出来るるのとでは シナリオに書き込める幅がまったく違うなぁという感じです。 2朗読イベント情報 1/21(金)青木研治ライブ 場所:渋谷アピア 開場 18時30分 開演18時50分 料金 前売り1300円(+500円〜の要ドリンク)  当日1500円(+500円〜の要ドリンク) 青木研治HP http://www.h2.dion.ne.jp/~aoken/ 会場HP http://homepage1.nifty.com/apia/ 1月30日(日) 「立体文学セッション vol.4 紙芝居『ここだけ雨が降っている』  第4話&第5話」 出演:新元良一(作家・翻訳家)、 山崎杉夫(イラストレーター)、 ゲスト:杉浦哲郎(ミュージシャン、ピアニスト) OPEN:19:00 start:19:30 料金:1500円(1ドリンク+特製ポストカード付) 会場:Flying Books 〒150-0043 渋谷区道玄坂1-6-3 渋谷古書センター2F TEL:03-3461-1254  http://www.flying-books.com ご予約&問:info@flying-books.com 1月30日(日) 新潟震災 被災地のためのチャリティーイベント 場所:Ben's Cafe(高田馬場) http://www.benscafe.com/ja/ 18:00 open 18:30 start (イベントは約2時間の予定です。) 出演/明川哲也(ドリアン助川)、俵万智、稀月真皓 入場無料(1ドリンクオーダー) ※この日ご来場の皆様から義援金を募り、赤十字および 中越元気村http://www.gassan.jp/genkimura/ に寄付されます。 寄付金は仮設住宅の建設や設備充実のために役立てられます。 2/1日〜2日(火曜〜水曜) 朗読:山田詠美 朗読&フルート:奥泉光 コントラバス:吉野弘志  豪華ゲストを予定 Open 18:30 Start20:00〜   料金:5000円( 1DRINK付き) 注)前売りのみとさせて頂きます。  また、予約の場合は1/20(木)迄にチケットを取りに来て下さい。 会場HP http://home.q07.itscom.net/konitz/index.html 2/11(金曜・祝日)3K9【詩の朗読】 出演:究極Q太郎、小森岳史、カワグチタケシ ゲスト:イイダアリコ、藤坂萌子、安田倫子 開演:19:00 料金:1500円(1ドリンク付) 会場:ハートランド(東京都杉並区西荻北3-12-10)03-5310-2520  問:03-5310-2520(ハートランド) http://www.heartland-books.com/ ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験メルマガ】 登録ページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/mmg.htm 登録と解除は上のページで。 関連HP:掲示板に感想・御批判入れて下さい。 http://www.tcup3.com/356/kidana.html 発行者 木棚 環樹:kidana@pat.hi-ho.ne.jp ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□