■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 不定期刊行物【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験】 第10号 2000/2/23発行 現在の購読者数248人 会社員時代にもらった金で、100冊も同人誌を作ってしまった私が、 書籍コードの無い本を抱え、この本を扱ってもらえる書店をめぐる日々の日誌。 このメルマガは私の抱える同人誌の在庫がなくなるまで続きます。 現在の在庫状況 文体演練法71冊 寓話集51冊 最悪な気分68−3冊 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 目次: 1ごあいさつ 2模索舎訪問 3図書館への寄贈 4「横浜なぎさ書房」さんに文体演練法の書評出ました。   ◇◆◇◆ 1ごあいさつ お久し振りです。1月20日発行以来、1ヶ月ぶりで、 1ヶ月というと短いようですが年末に失業した私にとって 失業中の1ヶ月は中身が濃くて大変でした(笑)。 まずこの1ヶ月で何故か購読者の方が15名も増えている。 ありがたいことです。こうして活動できるのも皆様のおかげです。 失業中、バイト探しに職探し、 弟のアパートからエレキギターをもらってきて、 華原朋美さんのI'm proudのメタルバージョンを (proudと「loud=うるさい」を掛けたかっただけなのですが) イマドキ古臭いテープの4TRのMTRに勝手に作って遊んだり、 そうこうしてるうちに家賃滞納したり、ライブハウスで踊ったり。 で、現在も失業中という悲惨な身の上でして。 誰か良いバイト先、紹介してやって下さい(笑)。   ◇◆◇◆ 2模索舎訪問 2/22久々に模索舎さんにうかがって来ました。 11月に置かせていただいた文体演練法の引取りと、 新たに置かせていただく「最悪な気分のとき落ち込むためにでも」の 納品のためなのですが、今回はばっちり、事前に納品書を書いて、 模索舎月報に載せる「最悪な気分」の紹介文も書いて 万全の準備でうかがったわけです。 で、一発目言われたのが「次からは電話で連絡後来て下さい」 ということでして(泣)。売れた本の清算等、時間が掛かるので 事前に連絡が必要だと。 そういう基本的なことも分ってない私なわけで。 文体演錬法は5冊+見本1冊納品したのですが、1冊だけ減ってる。 買って頂いたのは、I:core http://www.core.gr.jp の編集部の方で 印刷所や発行部数、印刷代等のことに関して うかがいたいことがあってメールしたのですが 「その時、模索舎に寄ったおり、買ったよ」と 返信メールを頂きました(感謝)。 本が売れた場合、定価の7割を頂けることになるわけですが こちらも、模索舎さんも清算の準備が出来てないので 次回にお預けという形で、返品と納品だけで帰ってきました。 今回納品した「最悪な気分」ですが、 前回と同じB5版の150ページで定価300円。 正直に書いちゃうと自費出版に 定価なんてあってないような物なのですが 値段をつけないと、模索舎さんも扱えないわけで 高校時代の友人に定価1000円は高くねぇーか? と言われたので、模索舎さんの文芸コーナー見ると 300円前後が主流だったので300円。 文体演錬法が売れないのは値段じゃなく 別のシステムに問題があると思っているのですが 一応、その辺を確認するため300。 模索舎寄ったおりには見てやって下さい。 そして気に入ったら買ってやってください。   ◇◆◇◆ 3図書館への寄贈 9月29日に0号を出して、半年以内に文体演錬法の在庫を空に 出来るかどうかという掛けを始めた。 在庫5冊残して全部裁けたら「さばける」にかけてくれた人に 文体演錬法をプレゼント。5冊以上余ったら「さばけない」に 掛けてくれた人にプレゼント。つう話だったのですが、 誰もそういう掛けに参加してくれない(笑)、 文体演錬法なんて本いらねぇーよってことでしょうか? お願いだから、メール kidana@pat.hi-ho.ne.jp か、掲示板 http://www.tcup3.com/356/kidana.html に書き込んで掛けに参加して下さい、 お願いします(土下)。 で、その在庫をさばく期限ですが、 半年ってことは3月29日が締め切りで、もう日数が無いんですね。 で。もともと、HP出して一年、本の内容(一部)を公開し 「欲しい人いらっしゃれば、無料で差し上げますよ」と HPに書いたにも関わらず、 羊5さん http://www.kt.rim.or.jp/~tro/tubu/tubupara.htm を除いて誰も欲しいと言ってくれなかった本が、 定価1000円でさばけるなんて、誰も思っちゃいない。 74冊あった在庫が3冊減ったけど、1冊がさっき書いた I:coreさんで、1冊が横浜なぎさ書房さん、 もう1冊が22日、模索舎さんの帰りに寄った、 新宿四谷図書館さんへの寄贈です。 残りの在庫を本気で消そうと思ったら、友人に配るという 同人誌の原則もあるけど、いま考えてるのは、 図書館寄贈攻撃作戦! だってさ、友人に配ると、 ただでさえ少ない友人がさらに離れて行く(泣)。 ネットオークションとか サイバーショップなんてのもあるけど 芸能人関係の物ならともかく、 どこかの誰かが書いた同人誌なんてさばけない。 やっぱ、基本は図書館だぜ! 取りあえず、模索舎さんから 一番近い図書館を地図で探すと 新宿大通り商店街を400メートル四谷方面に歩くと、 デッカイ公共施設?公民館?ってのがあって、 そこの7階が図書館になってる。 早速、ガードマンさんのいるフロアから エレベーターに乗り込み7Fを押し、図書館へ。 受付で「自費出版物を寄贈させて頂きたいのですが」 と問い合わせた所、係の人の答えが 「寄贈して頂いてもよろしいのですが、 その場合、必ずしも書架に並ぶとは 限りませんがよろしいでしょうか?」 という答え。 ・・・以前、「自費出版物はうちでわ」と あからさまに嫌な顔をされたことのある私としては 特別良くも無いが、特別悪くも無い答え。 もう少し詳しい話を聞く。 「本棚に並ばずに、他の図書館に連絡を取るパターン、 リサイクルに回すパターンなど、いずれにしても 有効には使わせてもらうのですが」 と、いう話で。リサイクルというと いっけん聞こえが良いが 要するに廃品回収に出して トイレットペーパーにする ということだ。 「それでも、構わないので」と、 言わなきゃ先に進まないので 取りあえず、言って8Fオフィスに通される。 「無料で寄贈すると言ってんだから、 喜んで引き受けろよ。」 と、言いたいのが山々だけど、 公共図書館の職員さんとしては 内容を確認しないことには、 特定の人種を久しく差別する 内容のものであるかも知れないし 犯罪を推奨するような内容のもので あるかも知れない自費出版物を おいそれと、本棚に並べるわけにもいかないし 今回の様に1冊のみの寄贈でなく、 同じ内容のものを100冊とか 持ってこられるかも知れないわけだ。 出版社なんかは3000部刷って 返品率50%で1500部をお金を掛けて 裁断してたりするわけで、 そういう量を持ってこられる可能性とかも考えると 職員さんとしても、色々複雑なわけだ。 手続き自体は簡単に、 名前と住所とTelと書名書いて すぐに終わったのですが、 今後の作戦としては、岡山を中心に狙おうかと。 昔話の桃太郎を29種類の文体で書いたのが 文体演錬法なのだが、桃太郎の昔話は 岡山から始まったと言われていて かつ、地方の公共図書館は郷土資料を集める役割も 担わされているはず。つまり、こじ付けでもなんでも 郷土資料だと言ってしまえば寄贈できるはず。 他に、自分の出身校(小・中・高・大)の図書館や、 家の近所なんかも当たれるだけ当たって見れば 残り71−5で66冊、さばけるかも知れない。 図書館名簿にTelしまくって、OK出れば郵送すれば良い。 郵送料が1冊書籍小包で340円 10冊送れば3400円、60冊で20400円 というのが痛いんだけど。 他には、HPのリンク集にも載せたけど 自費出版物図書館http://www.mmjp.or.jp/jst にも送れる。 あと、HPの書評ページ担当者に連絡を取って 送りつけまくるという手もある。 例えば、「横浜なぎさ書房」さんのように。   ◇◆◇◆ 4「横浜なぎさ書房」さんに文体演練法の書評出ました。 8号にも書いたんだけど、 「横浜なぎさ書房」http://www.cam.hi-ho.ne.jp/m-nagisa/ さんの「ケンジとケイコのインデイーズ・ブック紹介対談」 というコーナー http://www.cam.hi-ho.ne.jp/m-nagisa/book.htm で 扱って頂いてます。 嬉しいのは「集団作業じゃないか?」と疑われていること。 完全な個人技なんですけど、集団作業?と言われるのは嬉しい。 載せていただけるのが、2月いっぱいまでなんで、 イッチョ立ち寄って、見物してやってください。 今日は、ここまで。 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験メルマガ】登録ページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/mmg.htm 登録と解除は上のページで。 関連HP:掲示板に感想・御批判入れて下さい。 http://www.tcup3.com/356/kidana.html 発行者 木棚 環樹:kidana@pat.hi-ho.ne.jp ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□