■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 不定期刊行物【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験】 創刊準備第0号 ’99/9/29発行 会社員時代にもらった金で、100冊も同人誌を作ってしまった私が、 書籍コードの無い本を抱え、この本を扱ってもらえる書店をめぐる日々の日誌。 このメルマガは私の抱える同人誌の在庫がなくなるまで続きます。 現在の在庫状況 文体演練法74冊 寓話集59冊 最悪な気分68冊 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 目次 1このメルマガの趣旨 2ゲームのルール 1このメルマガの趣旨【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験】 ってなタイトルを見て真っ先に思うことってのは、 ”怪しいな”ってのが普通だと思うんだよね。 例えば新興宗教の勧誘とか、ネズミ講のノリに近い胡散臭い空気が漂う。 で。その感想は正しい。このメルマガの趣旨はそんな怪しい胡散臭い奴を 安全な場所から眺めてからかおうと言う「電波少年」的なものだからだ。 ってのと同じに、実用的な情報も多いと思う。 実際に、出版社というバックボーンを持たず。有名人でもない奴が 書籍コードのない本を飛びこみで持ち込んでどういう扱いを受けるのか? どこの書店がどういう扱いで、持ち込みの時 どういう態度をとると書店に嫌われ、どういう態度をとると 書店に好かれるのか?飛び込み営業をやらされた事のある人なら 一度は感じる精神的肉体的苦痛の数数、そういった物をここで 公開していきたいと思う。 最近、サンクチュアリ出版の 「自由であり続けるために、僕らは夢でメシを食うDream:2自分の本」 なんてのを見て、勘違いして本を作っちゃう人も居る・・ かもしれないし、例えば「作家の筒井康隆は家族で作った同人誌が 出版社の人に認められて作家になった」何て話を真に受けて、 カッコイイじゃん!と思う人も居ると思う・・が 当然の様にそういう場所にはカッコイイ事しか書かれておらず 先に書いた新興宗教的な"怪しい"臭いが少しもしない。 「夢を追いかけて」的な歌を歌うSPEEDやZARD的な世界と ガロで売れない漫画を描き続けている売れない漫画家の 四畳半フォーク的な世界の両方を 上手く行き来するようなメールマガジンにしたい。 2ゲームのルール 取りあえず、本を書店に持ち込んで置いてもらう。で。 まあ、だいたい三ヶ月後にもう一度顔を出して、 返品及び清算という形になるのですが、一番在庫の多い文体演錬法を さばけるか、さばけないかで賭ける。回答は直接メールで送ってください。 もしくは、掲示板に直接書き込んでも可。 当たった人の中から抽選で5名に文体演練をプレゼント。 って感じでどうでしょ。在庫が現在74冊のプレゼントが5冊だと69冊 さべけるか/さばけないかですね。 で、問題は期間と一冊の値段ですね。 ホントは、再版制度をおちょくる意味でも、周りの反応を見る意味でも 毎週違う値段にしたい。でも、それをすると書店さんにも迷惑がかかり 自分も大変なので、一冊千円で半年ってのどう?これね、千円って言うと 儲け考えてるなって言われるんだけど、 実際本作るのに一冊辺り約千円かかってます。 商業レベルまで一冊辺りの単価を下げようとすると最低三千から三千五百部 刷らないとダメで、そこまでする勇気もお金もないので、 取りあえず百部でやってるのですが。例えば、書店さんに持ち込んだとき 同人誌の場合定価の三割が書店さんの取り分なので、その地点で原価割れで さらに、自分が書店さんに出向く交通費・・ ・・自宅の千葉から東京出るだけで片道230円往復だと460円 でも実際には千円から二千円ぐらいはかかるんだよね八王子とか回ると・・ ・・とか時間給なんてのを計算 ・・するか普通?・・しないんだけど、もしすると スーツ姿でほぼ丸1日拘束されるから時給800円の8時間労働でも 6400円?ホントに出版社って営業にそんな金払ってんのかよ? ・・って、かなり嫌な気分になるので計算しないんですけど。 違う機会に書きますけど、ホントに儲け考えてたら、 もっと別の手段選んでます。 だって、値段にハンデ付けないと電波少年的じゃねぇーじゃん。 どう考えても無理な課題に、かつ無意味な課題に挑戦するのが おバカな頭の電波野郎で、生活の基盤失ってる奴を 安全な位置から笑ってやって下さい。 ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□ 【賞なしコネなしやる気なしで作家を気取る100の実験メルマガ】登録ページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/mmg.htm 登録と解除は上のページで。 関連HP:掲示板に感想とかカキコしてくれ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/ 発行者 木棚 環樹:kidana@pat.hi-ho.ne.jp ■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□