佐久総合公園陸上競技場


AC長野パルセイロの悲願であったホーム・南長野運動公園のJ1規格改修が本決まりになったのは2012年のこと。
そして、改修工事中の2013年夏〜2014年は、佐久市に新設された陸上競技場を仮のホームとすることになった。
こけら落としは8月10日、トップチームに先立ってパルセイロ・レディースが初のホームゲームを開催した。

佐久の玄関口・佐久平駅へは東京から新幹線で90分。シャトルバス(JFL開催時のみ)が発着する中込駅へは
小海線に乗り換えて15分ほど。また、中込駅へは池袋から高速バスも出ており、こちらは約3時間で直行できる。
スタジアムへのアクセス方法は試合によって異なるのでパルセイロ公式HPを参照のこと。

スタジアムはこの春にオープンしたばかりで、駐車場の周囲は造成されたままの荒地が広がっているが、
真新しいスタンドに上がってみると、青い陸上トラックと緑のピッチ、その向こうの松林が印象的だ。
きょうは夏の熱気にかすんでいるが、天気がよければ噴煙たなびく浅間山の姿も見られるはず。


スタンドはメイン以外は芝生席で、残念ながらJ2以上の試合は開催できない。きょうはメインスタンドのみの
開放だが、なでしこチャレンジリーグ(2部)のゲームとしてはかなり多い566人の観客が集まった。
チームカラーのオレンジを身にまとった人が多く、なかなかの雰囲気だ。
グッズ・飲食の売店もちゃんと出ており、「佐久開催記念」のタオルマフラーを早速購入。


今日の対戦相手は昇格圏内につけるASエルフェン狭山。代表クラスがメンバーに名を連ねる格上とあって
パルセイロレディースは前半から圧倒される展開に。スコアは大差がついたが、それでも終盤に1点を返し
スタンドを沸かせた。

これから1年半の間、パルセイロはここ佐久に根を下ろして戦う。レディースはなでしこリーグ昇格、
そしてトップチームは来年からはじまるJ3からJ2を目指しての戦いとなる。
これまで、長野vs.松本のライバル物語を傍から見ているしかなかった東信地域だが、
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佐久パルセイロ"の熱戦で「観るサッカー」が根付いてくれることも期待したい。

 

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