明治神宮野球場

国立競技場とならんで、東京を代表するスタジアム。
歴史を感じるアーケードを抜けてスタンドに上がると、グリーンの人工芝とスタンドの
ブルーに、神宮の森とビル群が借景となり、実にのびやかな眺め。
東京にこんな広い空があったとは、しばし空を見上げた。
外野スタンドのゆったりとした傾斜は、最近の球場にはないモノだ。

ここ神宮球場は、昼は大学野球、夜はスワローズのナイターと、二つの顔を持つ。
ヤクルト戦であれば、外野自由席がおすすめ。対巨人戦の時だけ設定される内野
指定B席が外野自由席として開放されており、背もたれひじ掛付のいすでゆったりと
試合を楽しむことができる。

外野をすすめるもうひとつの理由は、外野スタンド下の売店。薄暗い通路に、縁日を
思わせるレトロな看板の売店がならぶが、その中のメニューに、名物
神宮カレー
あるのだ。このカレーはスタジアムグルメ界では定番中の定番となっているらしく、
たしかに旨い。コンビニ持込派のあなたも、ぜひ一度おためしを。

また、神宮名物といえば、情報が一杯つまったスコアボードは日本一、いや世界一
の施設かもしれない。全選手の打率・HRが常時確認できる他、イニング別ヒット数、四死球の数、試合時間まで表示され、生観戦で不足しがちなデータを手に入れる
ことができる。試合の流れをつかむ上で、とてもありがたいサービスだ。

(2008年の改修で、全選手の打率・HRの常時表示は無くなってしまった。残念!)

試合後は、スポーツニュースでよく見られるように、記者の取材を受けつつバックをかついで出口へ向かう選手に声援を送ることもできる。東京の真ん中にありながら、
古きよき”ボールパーク”のムード漂う神宮球場。
週末の一日をのんびりすごすには最高のオアシスです。

 

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