日光霧降アイスアリーナ

日本唯一のプロアイスホッケーチームとして、アジアリーグで戦い続ける
日光アイスバックス。
古河電工の廃部をうけて結成された”バックス”は、幾多の苦難を経験しながらも

「地域密着のクラブチーム」のさきがけとして、徐々にその力をたくわえつつある。

 真冬の日光は寒い!雪の日光連山を望みながら東武日光へ着くと、駅前の噴水
が凍りついていた。
アリーナまでは歩けない距離ではないが、駅近くから無料バス(小型の観光バス)が
出ているので利用しよう。時刻・バス停は
公式HPで確認を。
タクシーでも1,000円前後で行ける。

山ふところにあるアリーナは、新しい施設だけあってコンパクトながらもきれいに
まとめられている。随所に木が使用されており、暖かみを感じる。いすも木でできて
おり、座面はひろくゆったり、足下ヒーター付きで観戦環境は申し分ない。
ゴール裏は立見席のみ、天井が低いのでやや狭くみえるが、スタンドは2000人を
収容する。それでも、開幕戦や最終戦では通路まで立ち見ぎっしりに!一部プレイ
ガイドで指定席を扱っているので、押さえておいた方が無難。

天井からは、地元の企業や商店のスポンサーバナーが相撲の懸賞よろしくずらりと
下げられており、市民チーム・バックスを感じさせてくれる。

 

軽食のスタンドは良心的な価格。収益の一部がチームに寄付されるとのことなので、
積極的に利用してからだをあたためよう。ただし食事モノはないので、日光駅弁の
”鱒寿し”とのコンビネーションがおすすめ。グッズ売店は多彩な品揃えで目移りするが、
とりあえずメガホンは必須だろう。360度からのメガホンパンチで「完全アウェー」を
演出するサポーターこそ、このアリーナの最大のみどころだ。

日光の山中に、”日本一熱い冬”がある。
関東のファンなら一度といわず足を運んでほしい。

 

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