岩見沢競馬場
岩見沢は、札幌から特急に乗れば30分足らずの距離にある街。しかも競馬場は住宅地の丘の上にある、ということで、都市型の競馬場をイメージして出かけた。ところが、スタンドに上がってみると、そこからの眺めは「北海道」らしさにあふれていた。
左手には石狩平野の田園地帯が伸びやかに広がり、一方向かって右手にはまるでクマでも出てきそうな、深い森と山がどこまでも続いている(上の写真)。ここのスタンドは3Fまで上がれるので、ぜひ高いところから、雄大な景色を楽しんで頂きたい。
場内にも緑が多く残されており、レジャーシート広げてお弁当、という家族連れも多し。真夏の時期の開催になるので、北海道といえど木陰の存在はありがたい。場内には食堂・売店の他、やきとり・ザンギ(鳥のからあげのこと)・あげいもなどを売る屋台も出ているが、その中の一つに珍しくも”クレープ屋”があった。こどもだけじゃなく、結構おやじたちも群がって、繁盛してたのが面白い。
ばんえいの4競馬場は、それぞれ障害の高さ・障害間の距離・砂質などが異なり、馬によって得意不得意がはっきり分かれる。ここ岩見沢は、かつては砂質が軽いことで知られ、スピードタイプ有利といわれていたが、馬場改修を行った2001年シーズンから様子が一変、極端に重い馬場に変貌した。翌2002年はやや軽めに戻ったようで、このあとどのような傾向をみせるのか、馬券検討の重要なファクターとなるので要注意だ。
(2006年廃止)