〈メダカ身上書〉
メダカ(Oryzias latipes:オリジアス ラティペス)
生息地 日本全国・東アジア米作地域
体長  3〜4p
ヒメダカ:栽培種、流通しているヒメダカの原産地は不明。メダカの変異種を固定。
観賞用、実験用に普及。宇宙に行ったのはこのメダカ

日本では大きく北日本集団と南日本集団に分かれ、南日本集団はさらに9の型に分類される。
五条川のメダカはこのうち、南日本集団・東日本型に属している。
但し、水系別に細かい系統が存在するので他河川(水系)のメダカを安易に移殖することは現時点では避けたほうが良い。
〈人との関わり〉
メダカは、英名をrice-fish(ライスフイッシュ:米の魚)と呼ぶように、稲作の進展とともに分類を広げてきた魚であり、人間の文明と関わりが強い。
これに伴い、地方名は数百を数える程、人々に親しまれてきた。
メダカは、その地域の人々と自然との関わりを映すバロメーターでもある。
〈メダカの地位〉
メダカは魚類としては、最小である。
すなわち、食物連鎖の底辺に近いところにいる魚であり、メダカが多くいることは、他の生物も生存てきる可能性が大きくなることとなる。
すなわち、メダカは生物多様性のバロメーターである。
〈どうしてメダカがいなくなったのか〉
1・田んぼの区画整理が進み、水路の近代化によって水路の直線化による、
  流速の増大。
2・冬季の渇水による乾燥化の進行による越冬地の消滅。
3・コンクリート護岸による産卵場、水草などの消滅。
 などが主因とかんがえられる。
〈どうすれば戻ってくるのか〉
止水域、草のある浅場、直線化部分における水中障害物などの対策をとることで生息は可能である。
但し、これらのものがある程度連続して、それぞれの集団が互いに連絡することが必要である。


簡単ではありますが、めだかの身上書でございます。
もっと詳しく知りたい方は、リンクのページにあるめだか関連のページへどうぞ。

めだかINDEXへ戻る