平成12年3月31日、弥富の金魚養殖屋さんの三輪さんに、日本野生メダカ保存会名にて以下の3点セットを持っていきました。
 三輪氏は、紳士的な田舎のおじさんで大変好感が持てました。
 やろうとしている善意に、待ったをかける形となってしまい心苦しかったのですが、こちらの申し入れも聞いていただきました。下記のようなビラを添付していただくことは駄目でしたが、県内各小学校に配布用のメダカにも、その旨の一文を書き加えていただくことになりました。
感謝状

三輪 守夫 殿
貴殿におかれましては、今般、地元産クロメダカ(濃尾メダカ海部系)の保護増殖に向けて、その知識と技術をご活用下さるべく、ご努力いただけるとの報告がありました。よって、われわれは、このご努力に対し、敬意を払い、その御苦労に感謝の意を表し、今後も、野生メダカの保全にお力添えを賜りますよう祈念し、ここに感謝状を贈り、その志を称えます。

平成十二年三月三十一日
日本野生メダカ保存会
会長 鈴木 茂広
弥富金魚養殖漁業組合殿
お 願 い

日頃の水系別メダカの保護に対してのご協力感謝いたします。
さてご存知のとおり、現在メダカの保護に関しましては、水系別の保護が主流となっております。マスコミなどによりますと、今回岡山産のクロメダカを、学校教材用に県内の各小学校に寄付されるとの事ですが、昨年のメダカの絶滅危惧種指定以来、メダカの保護に対する一般市民の意識が高まってはいるものの、水系別の保護に関しましては、まだ学校の現場までは周知されておらず、なかには、増殖して地元の川に放流しようとする学校がでてこないとも限りません。
付きましては、寄付されるメダカに以下の注意書きを添付していただくことをお願い申し上げます。まことに、お手数で勝手なお願いとは思いますが、よろしくお取り計らい下さい。

平成12年3月31日
日本野生メダカ保存会
会長 鈴木 広茂
放流しないで!!

このメダカは、岡山産のメダカです。メダカは、生息している地域によって異なる遺伝子の型を持っていることが確認されています。むやみに放流することは、現地のメダカの遺伝子の型の絶滅をまねきます。むやみに放流しないで下さい。
保護放流運動をするときには、「捕まえた場所へ放流する。」を基本に、おこなってください。
日本野生メダカ保存会
http://plaza12.mbn.or.jp/~suzuhiro/
suzuhiro@da.mbn.or.jp
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