W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 196

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「キーボードで右クリックメニューを出す技」

 ・今回は、物凄く簡単で、便利なのに、意外に利用されていない技を紹
  介しましょう。

  ★ キーボードで右クリックメニューを出す技

   アプリケーションキーを押す

 ・アプリケーションキーとは、右側のCtrlキーの左にあるキーのことで
  す。ちょっと言葉に表しにくいマークがついていますね。このキーは、
  マウスで右クリックしたときと同じメニューが現れます。

  たったこれだけの操作で右クリックメニューが出るのですから利用し
  ない手はありません。特に、キーボード中心に操作している時は威力
  を発揮します。

 ・尚、開いているメニューを閉じたいときは、Esc キーを押してくださ
  い。
 
■ 上達のヒント 「アプリケーションキーの利用」

 ・「困ったときの右クリック」とか「右クリックは究極のカスタマイズ」
  などと呼ぶことがありますが、右クリックして出てくるメニューのこ
  とを「ショートカットメニュー」と言います。ショートカットキーと
  混同しやすいので、使える技では、敢えて「右クリックメニュー」と
  記しましたが、要は、その場面で使われやすいものが厳選されて表示
  される優れものということです。

 ・この優れものを簡単に表示するキーがあるのに意外に知られていない
  のには驚かされます。私の知っている限りでは、使っている人は、恒
  常的に使っていますが、一度も使ったことがない人も多く、教えてあ
  げるとビックリする人も少なくありません。

  このキーは、ワードに限らず、ほとんどのソフトで使用可能です。も
  っと積極的に使ってほしいものです。

 ・また、キーを同時に押すのが嫌いな人もいると思いますが、このキー
  を使えば、同時に押さなくともよいため、より楽なショートカットキ
  ーとしても使えます。

  例えば、コピーするためのショートカットキーとして、Ctrl+C があ
  りますが、こちらは、通常、同時に押さなければなりません(*特別な
  設定をしているときは別)。しかし、アプリケーションキーの場合は、
  まず、このキーを押してから、メニューの横に表示されているアルフ
  ァベットを押せばいいのです。

  コピーの場合は、コピー(C) と記されていますから、アプリケーショ
  ンキーを押して、C を押すだけです。Ctrlキーを押しながらC とアプ
  リケーションキーを押してからC 。どちらもコピーの操作になります。

 ・ショートカットキーを駆使するには、ある程度覚えておかなければな
  りませんが、アプリケーションキーならば、いちいち暗記せずともキ
  ーだけで操作することが可能になります。このメリットは大きいです。

 ・どんな機能でも、時と場合によって使い分けなければなりませんが、
  このキーを使いこなすことは、効率化のためには欠かせません。うま
  く使って気持ちよく操作してください。

----------------------------------------------------------------------
◆ ダイジェスト <32号「使える技」から>
----------------------------------------------------------------------

★ 図を除いて印刷する技

 ・ちょっと「ためし印刷」をしたいということがありますよね。そんな
  とき、図が入っていると、印刷に時間がかかりますし、インクも無駄
  に使います。そこで、今回は、図を除いて印刷する技を紹介します。

   [ファイル]→[印刷]→[オプション]を選び、「オブジェクト」の
   チェックをオフにする。

 ・「オブジェクト」の項目は、真ん中の「同時に印刷する項目」にあり
  ます。通常は、ここがオンになっていますので、チェックをはずして
  ください。こうすれば、図が除かれて印刷されます。文字だけチェッ
  クしたいときなどに便利です。

 ・なお、ためし印刷が終わったら、またこのチェックをオンに切り替え
  ておきましょう。自動的に戻りませんので、うっかり忘れると、本番
  の印刷のとき、図が印刷されません。また、複数の人間が使っている
  場合など、壊れたと間違える人もいますので、しっかり戻しておきま
  しょう。

■ 作者より一言

 ・水泳、体操、陸上と国際大会での日本人の活躍が目立ってきましたね。
  来年のアテネオリンピックが楽しみです。特に女子マラソンは、人材
  があふれていますね。野口選手が内定したため、残りは2人。今後の
  レースが熱くなりそうです。高橋尚子選手でも油断できない状況です
  ので、もっと枠を増やしてほしいものです。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 197

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「表中の文字列と罫線の間隔を設定する技」

 ・表を作ったけど、文字列とくっつきすぎているので間隔を空けたい、
  あるいは、もっとくっつけたいと思うことがありますね。今回は、そ
  んなときに役立つ技を紹介します。

  ★ 表中の文字列と罫線の間隔を設定する技

    表の中で右クリック
  
    [表のプロパティ]をクリックして「表」のタブを開く
   
    [オプション]ボタンをクリック
   
    「セルの配置」で、上下左右の空きを設定

 ・ちょっとしたテクニックですが、これを知っていると容易に表内を整
  えることができます。

 ・また、特定のセルだけ変更したいときは、同じく[表のプロパティ]
  から「セル」のタブを開き、[オプション]ボタンを押してください。
  そこで、「表全体を同じ設定にする」のチェックを外せば、そのセル
  だけ別設定することができます。

■ 上達のヒント 「微調整に時間をかけすぎない」

 ・これまでにも、何回か述べましたが、美意識を満たすために時間をか
  けすぎることは、仕事上では御法度です。しかし、あまりにも完成度
  の低い文書では、仕事をしたといえません。この辺の兼ね合いは、難
  しいものです。

 ・文書の大半を完成しても、どこか美しさが足りないということで、微
  調整をします。それをどこまでやるのかが問題になります。気になり
  はじめるとキリがなくなり、ほぼ完成している状態から、更に倍ぐら
  い時間がかかることがあります。これは、やりすぎです。

 ・今回、使える技で紹介した技は、微調整の技です。時間もそれほどか
  かりません。このような微調整の技は、普段より研究して、いつでも
  使えるようにしましょう。これまでにも、いくつか紹介しました。そ
  のような作業が多い方は、たくさん技を覚えて、そこそこの時間で、
  それなりの文書を作るようにしましょう。

 ・タイム・イズ・マネーですから、わかればいいという文書には、微調
  整は最小限にし、人前に出す場合は、ちょっと時間をかけるというよ
  うなメリハリが必要です。

 ・どちらにしても、微調整に時間をかけすぎないという心構えは大切で
  す。技ばかり駆使して、時間ばかりかかる人よりも、すばやく適確に
  できる人の方が、仕事ができると言っていいでしょう。その辺を頭に
  入れて練習してください。

----------------------------------------------------------------------
◆ ダイジェスト <18号「使える技」から>
----------------------------------------------------------------------

★ 図などをドット単位で動かす技:Ctrl+矢印キー

 ・実際にやってみてください。オートシェイプで描いた図形などもすべ
  て同じ操作でできます。マウスのドラッグで、だいたいの位置まで持
  ってきたら、最後にこの技で微調整しましょう。思い通りの位置に動
  かせるはずです。

 ・注意点としては、必ず対象の図やテキストボックスなどを選択状態に
  しておくこと。また、テキストボックスなどでは、文字を入力する状
  態になっているとできません。必ず、枠をクリックして、ボックス自
  体を選択するようにしましょう。

 ・マウスで微調整する方法は、Alt+ドラッグ です。こちらは普通にド
  ラッグするより細かく動きますので、それで十分という人は、この技
  も使ってください。ただし、本当に微妙な位置に動かしたい場合は、
  矢印キーを使った方法がベストだと思います。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 198

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「印刷できる背景を作る技」

 ・背景を塗りつぶした文書を作りたいことがあると思いますが、ワード
  で、[書式]−[背景]を使って塗りつぶすと、画面上では塗りつぶ
  されますが印刷はされません。そこで、今回は、印刷できるようにす
  る技を紹介しましょう。

  ★ 印刷できる背景を作る技

    [図形描画]のツールバーを出す

    [表示]−[ヘッダーとフッター]をクリック

     編集領域の部分に、オートシェイプで四角形を描く
    
     四角形の上をダブルクリックして[オートシェイプの書式設定]
     ダイアログボックスを出す
    
    「色と線」のタブを開く

    「塗りつぶし」の「色」の右側の▼をクリックして、色を選ぶ

    「線」の「色」の右側の▼をクリックして、「線なし」を選ぶ

    [OK]ボタンをクリック

    [ヘッダーとフッター]のツールバーを閉じる

 ・ちょっと手間がかかりますが、慣れてしまえば、あっという間にでき
  ます。

 ・ただし、注意点があります。この技は、[ヘッダーとフッター]の機
  能を使っているのですが、ツールバーは出すだけで使いません。また、
  ヘッダー領域、フッター領域はいじってはなりません。

   ------------
   ヘッダー領域 ←この部分は、広げてはなりません
   ------------
   ┘    └ ←【ここと】


       ←ここが【編集領域】です


   ┐    ┌ ←【ここの間】
   -----------
   フッター領域 この部分も、広げてはなりません。
   -----------

  よく、ヘッダーの領域を拡大する人がいますが、この手の編集画面の
  後ろに図を配置する場合は、何もせず、単に描けばいいのです。

 ・これで、印刷できる背景ができました。印刷プレビューで確認してく
  ださい。

 ・また、過去に、この技を使った、定型の罫線を配置する技を扱ったこ
  とがあります。興味のある方は、↓ へどうぞ。
         http://www.pat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/w31.htm#35
  上達のヒントにあります。罫線を便箋のように使う技ですので、必要
  としている人も多いと思います。

■ 上達のヒント 「木目調やグラデーションの既定を使う」

 ・今回は、編集画面の裏側に図を入れる方法をやりました。この方法な
  らば、印刷もできますので、文書によっては有効です。また、ヘッダ
  ーとフッターの機能を利用しているので、すべてのページの背景に表
  示されます。

 ・そこで、この背景の色を、木目調やタイル調にしてみましょう。やり
  方は簡単です。塗りつぶしの色を決めるときに[塗りつぶし効果]を
  クリックし「テクスチャ」のタブを開いて、好みのテクスチャを選ぶ
  だけです。

 ・また、同じ操作で「グラデーション」のタブを開くと、さまざまなグ
  ラデーションを設定できます。ただ、結構、盲点になっているのが、
  グラデーションの「既定」。「色」のところに「1色」「2色」の他
  に、この「既定」がありますが、ここを知らない人が多いので、是非、
  覗いてみてください。たくさんのグラデーションが登録されています。
  これらも、気に入ったものがあれば使ってみるのもいいでしょう。

 ・もちろん、これらの塗りつぶしは、ほとんどの図形で使えますから、
  うまく利用してください。

----------------------------------------------------------------------
◆ ダイジェスト <30号「使える技」から>
----------------------------------------------------------------------

★ キーボードでウィンドウを最大化する技

 ・ワードのウィンドウを最大化するには、通常、右上隅にある最大化ボ
  タンをクリックしますよね。今回は、それをキーボードで操作する方
  法を紹介します。

    Alt+F10

 ・実際にやってみてください。マウスに触れるのが面倒なときなどは、
  役に立ちます。また、元のサイズに戻すときは、Alt+F5 を使用して
  ください。(もう一度、Alt+F10を押しても戻ります)

■ 作者より一言

 ・阪神タイガーズ、ついにやりましたね。ファンの皆様、おめでとうご
  ざいます。他のどの球団が優勝するよりも盛り上がるところがすごい
  ですね。この勢いで日本一を狙ってください。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 199

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「曲がった矢印を描く技」

 ・文書の中に、ちょっとした矢印を入れるとアクセントにもなりますし、
  わかりやすくなりますね。しかし、離れた場所に矢印を引こうとする
  と、邪魔になったり何かと不便です。そこで、今回は、矢印を自在に
  曲げる方法を紹介しましょう。

  ★ 曲がった矢印を描く技

   オートシェイプで矢印を描く

   矢印の上で右クリックし[頂点の編集]をクリック

   矢印の曲げたいところにカーソルを近づけ、カーソルの形が
   変わったら、ドラッグ

 ・これで、自在に形を変化させることができます。選択状態を解除しな
  い限り何箇所でもできますので、とりあえず、遊びながら練習してく
  ださい。

 ・この技術をマスターすると、文書の下の方から、上までの長い矢印で
  も、うまく回り込ませながら引けますので、応用範囲が広まります。

         ┌──→ こんな感じで使えます
         │
         │
         │
         │
  例えば────┘

 ・オートシェイプの矢印ならば、太さも変えられますし、色も変えられ
  ます。また、ぎざぎざの矢印も作れますので、工夫して使ってみてく
  ださい。

■ 上達のヒント 「再び頂点の編集を考える」

 ・今回扱った「頂点の編集」は、51号の上達のヒントでも少し触れまし
  たが、もう一度考えてみましょう。

 ・まず、頂点は、いくつでも付けられるということ。一つだけではあり
  ません。そう考えると、まず、直線を引いてしまい、頂点の編集だけ
  で、実に多様な図を描くことが可能です。

 ・また、変形した後も、さまざまな編集作業を行うことができます。

   頂点の編集の状態で、頂点を示す■マークを右クリック

 ・頂点の編集の状態になっていれば、頂点として変形した部分に小さな
  ■マークがつきます。そこを右クリックすると、さまざまなメニュー
  が出てきます。例えば、[頂点を中心にスムージング]を選べば、曲
  線状になります。

 ・他にもいくつかメニューがありますが、メルマガ上では説明しにくい
  ので、実際に試してみてください。うまく使えるようになると、複雑
  な図形が簡単に作成することができます。

----------------------------------------------------------------------
◆ ダイジェスト <31号「使える技」から>
----------------------------------------------------------------------

★ 正円を描く技

  オートシェイプから楕円を選択し、Shift を押しながらドラッグ

 ・Shift を押しながら描くと楕円は正円に、長方形は正方形になります。
  また、直線を引くときに、Shift を押しながら引くと、水平線、垂直
  線、45度に傾いた線を正確に引くことができます。

 ・これは、ペイントなどでも同じです。また、ほかのソフトでもほとん
  どの場合使えますので試してみてください。

 ・ついでですので、もう一つ、いったん描いた長方形を、Shift を押し
  ながら拡大縮小すると、相似形になります。形を変えずに拡大縮小を
  したい場合にも使えますのでご利用ください。

■ 作者より一言

 ・小泉さんが再選されましたね。幹事長人事や閣僚人事を見ると、さす
  がだと思います。イメージ作りの天才かも。その辺が、政策は違って
  いても、選挙には必要と言われる理由の一つでしょう。しかし、国民
  が一番関心があるのは、経済政策だと思いますので、今後、どのよう
  に好転させていくのか注目したいと思います。それができたら本物で
  すが、現段階では、合格点から程遠いと思います。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 200

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「ダミーのテキストを入れる技」

 ・何でもいいから、とにかく、たくさん文字だけ入れて、レイアウトだ
  け確認したい、あるいは、編集の技の練習をしたいというときがある
  と思います。今回は、そんなときに役立つ技を紹介しましょう。

  ★ ダミーのテキストを入れる技

    =rand() と すべて半角で入力して、Enter キーを押す

 ・これだけで、6文、3段落のテキストが入ります。また、文の数や、
  段落の数を指定したいときは、括弧の中に数字を入れます。

    =rand(段落数,文の数) (※ 区切りのカンマも半角で)
    
  例えば、1つの文を2段落入れたいときは「=rand(2,1)」と入力すれ
  ばいいのです。
  
 ・また、文の数を指定しないで、段落の数だけを指定することもできま
  す。例えば、「=rand(10)」とすると、6文の段落が、10個できます。
  つまり、段落の数だけ指定した場合は、文の数は、自動的に6文にな
  るということです。

■ 上達のヒント 「ダミーを作って、流し込む」

 ・これまでも、何度か述べたように、ワードを操作するための基本は、
  「入力→編集」です。しかし、広報誌など、字数が決まっているもの
  を作る場合は、先に、おおまかなレイアウトを作ってしまい、そこに
  流し込む方法もあります。
  
 ・今回紹介した技は、そんなときにも使えます。原稿の代わりに、ダミ
  ーのテキストを入れておいて、全体をレイアウトします。図なども、
  ダミーのものを入れておけばいいでしょう。形だけ作っておくのです。
  そこに、もらった原稿を流し込むのです。
  
 ・原稿を集める仕事をしたことがある人はわかると思いますが、期日に
  集めることは、並大抵なことではありません。きちんと締め切りを守
  る人もいますが、守れない人が多く、待っていたのでは、遅れを取る
  ことになります。
  
 ・そこで、原稿が来たら、そこに流し込むだけという状態にしておく必
  要があります。そんな場合に、ダミーを作っておくことは、非常に有
  効です。仕上がりのイメージがしやすいので、是非、ご利用ください。

----------------------------------------------------------------------
◆ ダイジェスト <100号「使える技」から>
----------------------------------------------------------------------

★ よく使うショートカット

<重要度:★★★★★>

 【コピー】Ctrl+C 【切り取り】Ctrl+X 【貼り付け】Ctrl+V

 ・最も使うショートカットキーですね。少なくとも、これだけは覚えて
  ほしいものです。

 【元に戻す】Ctrl+Z 【やり直し】Ctrl+Y

 ・こちらも非常に役に立ちます。失敗したら元に戻す。戻しすぎたら、
  やり直す。これだけで効率化が図れます。

 【改ページ】Ctrl+Enter

 ・これは、キーでやるしかありませんね。メニューから選んでいたので
  は日が暮れてしまいます。

 【段落書式の解除】Ctrl+Q 【文字書式の解除】Ctrl+Spaceキー

 ・こちらも、マガジンの最初の方で紹介した技です。段落書式や文字書
  式は、黙っていると継続されますので、解除したいところで、キーを
  打ってください。

 【ワードの終了】Alt+F4

 ・いちいち、×ボタンを押すのは面倒ですよね。この終了の技は、わた
  しの知る限り、ほとんどのアプリケーションで使えます。ノートパソ
  コンなどお使いの方は、絶対覚えておいてくださいね。

<重要度:★★★★☆>

 【文頭にジャンプ】Ctrl+Home 【文末にジャンプ】Ctrl+End
 【行頭にジャンプ】Home    【行末にジャンプ】End
 【次画面にジャンプ】PageDown 【前画面にジャンプ】PageUp
 【次ページへジャンプ】Ctrl+PageDown
 【前ページにジャンプ】Ctrl+PageUp

 ・ジャンプするのに、マウスを使ったり、方向キーでやっていたのでは、
  効率はよくなりません。上記の技を使いこなしましょう。

 【すべて選択】Ctrl+A 【一文字を選択】Shift+→
 【行頭まで選択】Shift+Home 【行末まで選択】Shift+End
 【文頭まで選択】Shift+Ctrl+Home
 【文末まで選択】Shift+Ctrl+End

 ・すべてを選択することは多いものです。AllのAと覚えておきましょう。
  また、不要な部分を削除したい場合などは、選択してDeleteを押しま
  すが、後半の不要部分を一気に削除したい場合など、文末まで一気に
  選択したいということは多いと思いますので、是非、覚えてください。

 【上書き保存】Ctrl+S 【名前をつけて保存】F12

 ・これも重要ですね。特に、上書き保存。上級者ほど、Ctrl+S を打つ
  といわれます。編集中に、上書き保存をしながらできるようになると、
  万一の事態に、被害が最小限ですみます。

<重要度:★★★☆☆>

 【太字にする】Ctrl+B【斜体にする】Ctrl+I【下線をつける】Ctrl+U

 ・アイコンの記号と同じです。よく使う人は便利です。

 【左揃え】Ctrl+L  【右揃え】Ctrl+R 【中央揃え】Ctrl+E
 【両端揃え】Ctrl+J 【均等割り付け】Ctrl+Shift+D

 ・Left、Rightは、わかりやすいでしょう。ただし、中央揃えは、Cだと、
  コピーと重なりますので、centerの2番目の文字、Eをとっています。
  つまり、cEnterと覚えてください。

 【操作の繰り返し】Ctrl+Y または F4

 ・同じ操作を続けてするとき便利です。特に段落書式を設定した場合な
  ど、カーソルを動かして、繰り返しをかけると、すばやく正確に作業
  できます。

<重要度:★★☆☆☆>

 【検索】Ctrl+F 【置換】Ctrl+H 【ジャンプ】Ctrl+G
 【フォントダイアログボックスの表示】Ctrl+D

 ・こちらも、よく使う人は覚えておきましょう。あまり使わない人は、
  普通にメニューから選べばいいと思います。ショートカットは、頻繁
  に使うものを覚えるのがコツです。使わないものまで覚えるとかえっ
  て混乱しますので、必要に応じてマスターするようにしてください。

 【新規作成】Ctrl+N 【文書を閉じる】Ctrl+W 【印刷】Ctrl+P
 【印刷プレビュー】Alt+Ctrl+I または Ctrl+F2

 ・この辺も同様です。くれぐれも必要がない場合は、無理に覚えないよ
  うにしてください。まだまだ、たくさんありますが、この辺にしてお
  きましょう。使えるなと思ったら覚え、実際に使ってみましょう。使
  っているうちに自分のものになります。大切なことは、スムーズに操
  作することですから、自分なりのスタイルを確立してください。

■ 作者より一言

☆☆ ついに、200号です。みなさん、本当にご愛読ありがとうございます。

 ・創刊は、2000年12月8日ですので、正に世紀末に生まれたメルマガで
  すが、大台に乗りました。個人的には、すでに、200号 を超えている
  メルマガは3誌ありますが、やはり、大台は、うれしいものです。こ
  れからもがんばりますので、よろしくお願いいたします。


★ ワードのページへ ★ ★ TOPのページへ ★