第２話　勉強は部活動と同じ

それでは、楽しく勉強するための心構えとして、部活動を例にとって考えてみるよ。みんな、部活動、がんばっているかな？がんばっている人は多いと思う。楽しいと感じている人も多いんじゃないかな？

でも、よくよく考えてみると、部活動だって、厳しい練習に耐え、技術を向上させ、試合に備えているわけだ。やっていることは、勉強とそうは変わりはない。なのに、部活は楽しく、勉強はつまらないと感じる人が多い。何故か？

理由は、いくつかあるけど、勉強は、できないとあらゆる方面からプレッシャーがかかるのに対して、部活の方は、成績がよければ、ほめられるし、悪くとも、それほど責められることはない。つまり、それだけ、余分なプレッシャーが少ないということになる。確かに、これは、大きな違いだ。人間、前だけ向いてがんばれる状況が一番心地よい。しかし、あちこちを気にしながら、無理やりがんばるのはキツイ。その辺だね。

でも、どうせ勉強しなければならないのなら、気持ちを切り替えて、部活と同じという気持ちになったらどうだろう。日々の勉強は、日々の練習って考える。そう、練習しなければうまくならない。勉強も同じ。練習して上達すると考えるんだ。そして、テストは、試合と考える。試合に向かって練習しようという感覚を持つんだ。

たったそれだけで、全然、違ってくるよ。人間、気持ちの持ち方で、大きく変わる。持ち方がうまい人は、あまり苦労しないで試験を乗り切っている。だから、テストは試合と考えてしまおう。勉強を特別なものと意識しないで、部活と同じなんだと割り切ってしまおう。そうすれば、これまでよりも、ずっと楽しくなってくる。少々苦しくとも耐えることもできる。たとえ結果が悪くとも、次はがんばろうという気持ちになれる。

今回は、部活動を例にあげたけど、何でも同じだよ。自分が楽しいと感じているものは、何故楽しいのかを考え、それを勉強に生かしていく。そうしない限り、苦しむだけ苦しんで、効果の上がらない日々を送るだけになってしまう。気持ちを切り替えて、楽しく勉強しよう！

　【結論】　勉強も部活動も同じである。日々の勉強は、練習、テストは試合である。

　【対策】　楽しいものは、何故楽しいかを考え、勉強に取り入れる。