6月の問題解答・解説


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.片山哲(かたやまてつ) <1947年6月1日・社会党内閣成立>

 2.尾形光琳(おがたこうりん) <1716年6月2日・没>

 3.フィルモア <1853年6月3日・ペリーの来航>

 4.張作霖(ちょうさくりん) <1928年6月4日・爆死>

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◆ 解 説 
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三重:えー、社会党の首相って、村山さんじゃないんですか?
藤原:村山さんは、二人目だよ。最初は、戦後間もない、1947年のこと。
佳代:そうすると、まだ、マッカーサーがいたころですね。
藤原:そうだね。
佳代:よく、許しましたね。
藤原:うん。でも、社会党単独で政権がとれたわけではなく、当時の民主
   党と国民協同党との連立内閣だったんだ。
佳代:すると、完全な社会主義政権というわけではないのですね。
藤原:そう。どちらかといえば、中道路線というところかな?その辺をマ
   ッカーサーも評価したのだろう。
三重:2番は、元禄文化の尾形光琳ですね。
藤原:そう。彼は、もともと狩野派だったが、後に、俵屋宗達に学び、後
   世に「琳派」の名を残した。
佳代:ハイ、教科書にも載っていますが、鮮やかなかきつばたですね。
藤原:そうだね。それから、ペリーがきたときのアメリカ大統領だけど。
佳代:ハイ。こちらも、ホームページのアメリカ大統領年表に載っていま
   すから簡単です。
三重:えっ、ホント?そんなのあったっけ?
佳代:あったわよ。
藤原:まあ、中学生には難しいけど、高校生ならば知っておいてほしいね。
   結構、入試でも出ているから。
佳代:そうですね。そして、最後は、今、話題の奉天です。
三重:今、話題?何のこと?
藤原:奉天というのはね、今の瀋陽なんだよ。
三重:えっ!あの、日本領事館事件の。
藤原:そう。あの事件で、ずっと大騒ぎだったけど、この満州軍閥の張作
   霖が爆死した事件も、舞台は同じ。
佳代:これは、関東軍の陰謀といううわさです。
藤原:確かに、その可能性が強いといわれている。どちらにしても、その
   後、日本と中国が泥沼の戦いに入っていくきっかけの1つになった
   ことは確かだね。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.光明皇后(こうみょうこうごう) <760年6月7日・没>

 2.富樫政親(とがしまさちか) <1488年6月9日・自刃>

 3.源信(げんしん) <1017年6月10日・没>

 4.蘇我入鹿(そがのいるか) <645年6月12日・殺害される>

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◆ 解 説 
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三重:光明皇后って、聖武天皇の后でしたね。
藤原:そうだね。立后にあたって、邪魔になった長屋王を自殺に追い込ん
   だことでも有名だね。
佳代:ハイ。本来、皇族にしかなれない皇后に、無理やりなろうとしまし
   た。それに反対していた長屋王は、無実の罪で自殺に追い込まれま
   した。
藤原:そうだったね。
佳代:しかし、それを画策した藤原四兄弟が、後に、全員、バタバタと死
   ぬことになります。
藤原:うん。実際は、伝染病で死んだと思われるけど、長屋王のたたりだ
   と感じたのかもしれないね。それで、皇后は、天皇の事業を助け、
   貧民を救済したという伝説が残った。
三重:罪滅ぼしですか?
藤原:まあ、そんなところだろう。それから、加賀の一向一揆だけど、こ
   ちらは、守護が滅ぼされ、以後、100年も自治支配が行われる。
三重:本当に、大変な時代だったのですね。
藤原:そうだね。結局、守護の富樫政親が滅ぼされ、織田信長による、石
   山本願寺の降伏まで、国人や坊主、農民などの自治支配が行われた。
佳代:3番の源信は、道長のころの人だったんですね。
藤原:うん。1017年没ということだから、ちょうど道長が摂政になった翌
   年になくなっている。後々に影響を与えた人だね。
三重:最後は、大化の改新ですね。
藤原:そう。このクーデターは、乙巳の変(いっしのへん)という。前にも
   いったけど、この政変で敗れた蘇我氏は、馬子、蝦夷、入鹿と変な
   名前を付けられている。
三重:あっ、覚えています。蝦夷っていうのも中枢にいた人にとっては変
   ですし、馬子と入鹿をあわせると、馬鹿になります。
佳代:そうね。馬鹿なんてつけられて、かわいそうね(怒)
三重:あ、佳代のことを言ったんじゃないよ。
藤原:佳代ちゃんが怒るといけないから、今日は、この辺にしておこう。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.太宰治(だざいおさむ) <1948年6月13日・入水心中>

 2.竹中半兵衛(たけなかはんべえ) <1579年6月13日・没>

 3.河村瑞賢(かわむらずいけん) <1669年6月16日・没>

 4.佐藤栄作(さとうえいさく) <1971年6月17日・協定調印>

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◆ 解 説 
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三重:あっ、太宰治って「走れメロス」を書いた人ですね。
藤原:そうだね。国語の教科書載っていたかな?
佳代:ハイ、ありました。
藤原:その太宰は、今でも、非常に人気のある作家だ。壮絶な生き方に共
   感を覚える人も多いみたいだね。
佳代:そうなのですか。今度、読んでみたいと思います。
藤原:うん。それから、2番は、佳代ちゃんの得意分野じゃないかな。
佳代:ハイ。半兵衛は、もちろん大好きです。
三重:私は、まったく知りませんが・・・。
藤原:そうだね。とにかく、知恵者として知られている。秀吉の前半を支
   えた名参謀だ。この人も人気が高いね。
佳代:そうですね。前半は、半兵衛、後半は、官兵衛と、秀吉も部下に恵
   まれていました。
藤原:うん。半兵衛が、若くして死んだのは、残念だったね。
佳代:本当です。本能寺の変が起きる前に死ななかったら、歴史が変わっ
   ていたかもしれません。
藤原:それから、河村瑞賢だけど、この人は、東廻り航路と西廻り航路を
   整備したんだったよね。
三重:ハイ。ところで、先生、東廻りとか、西廻りって、どこを指すので
   すか?
藤原:簡単に言うと、東廻りが、東北の日本海沿岸より津軽海峡経由で、
   江戸に至る航路で、西廻りが、日本海沿岸の出羽の酒田を起点にし
   て、下関経由で、大坂に至る航路だ。
三重:あっ、出羽の酒田って、今の山形県ですね。
藤原:そうだね。
三重:なんとなく、わかりました。どちらにしても、日本海から、東廻り
   で江戸に行くか、西廻りで大坂にいくかということですね。
藤原:そういうこと。
三重:最後の佐藤栄作って、初めて聞きました。佐藤B作なら知っている
   のですが(笑)
藤原:佐藤栄作は、ノーベル平和賞までもらった人だから、覚えておいて
   ね。7年8ヶ月も総理をやった人だから。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.徳川家光(とくがわいえみつ) <1635年6月21日・制度化>

 2.国木田独歩(くにきだどっぽ) <1908年6月23日・没>

 3.壬申の乱(じんしんのらん) <672年6月24日・勃発>

 4.上田秋成(うえだあきなり) <1809年6月27日・没>

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◆ 解 説 
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三重:今日は、比較的やさしいですね。
藤原:そうかな。
三重:ハイ。参勤交代は、3代将軍家光、常識です。
佳代:国木田独歩も有名ですね。
藤原:うん。どれも、中学校の教科書に載っているものばかりだね。
佳代:そうですね。壬申の乱は、古代の関ケ原の乱です。
三重:えっ、どういうこと。
佳代:あれっ、前にやらなかった?
三重:えーっと、そう言えば、やったような・・・。
藤原:うん。この戦いは、単に、天智天皇の後継者争いというだけでなく
   本当に、当時の天下分け目の戦いだった。場所も関ケ原だ。
三重:あっ、思い出しました。そして、大海人皇子が勝って天武天皇にな
   ったのですね。
藤原:そう。実際、天武天皇は、天智天皇の弟ではないという説もあるし、
   非常に謎も多く、面白いところだね。
佳代:ハイ。興味深いところです。
藤原:基本的には、天智天皇の弟と息子が争って弟が勝ち天下を取ったと
   いうことだけど、隠されている部分も多いので、研究してみるとい
   いよ。
佳代:そうですね。そして、最後は、上田秋成。こちらも有名です。
藤原:そうだね。彼は、国学者で、賀茂真淵の門人に学び、本居宣長と論
   争したことでも有名だ。雨月物語は、中国や日本の古典から採った
   怪談小説だね。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。

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