5月の問題解答・解説


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.空海(くうかい) <819年5月3日・金剛峯寺建設に着手>

 2.京極高次(きょうごくたかつぐ) <1609年5月3日・没>

 3.遼東半島(りょうとうはんとう) <1895年5月4日・返還決定>

 4.最上徳内(もがみとくない) <1786年5月5日・択捉島到達>

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◆ 解 説 
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三重:最初は簡単ですね。真言宗ですから空海です。
藤原:そうだね。最澄と空海が平安初期の代表的な僧だね。
三重:ハイ、天才と真空ですから、天台宗の最澄と真言宗の空海です。
藤原:うん。
佳代:そして、最澄は、比叡山延暦寺、空海は、高野山金剛峯寺が、総
   本山です。
藤原:よろしい。それから、2番は難しいかな?
佳代:いえ。歴史ドラマをよく見ている人なら、すぐにわかります。
藤原:そうだね。信長の妹、お市の方と、浅井長政の間に生まれた、3
   姉妹は、有名だからね。
佳代:そうですね。いちばん有名なのが、秀吉の側室で、秀頼の母であ
   る長女の淀殿です。そして、三女のおごうは、2代将軍秀忠の妻
   です。
藤原:うん。そして、真中のお初は、京極高次の妻だ。どちらにしても、
   一番、地味な存在だね。
佳代:そうですね。それから、遼東半島については、ロシア、フランス、
   ドイツの圧力に屈しました。
三重:頭に来ますねぇ〜。どうせなら、ロシアだけで干渉すればいいの
   に、仲間を連れてくるなんて最低です。
藤原:本当だね。それが、日露戦争に発展した一因でもある。
佳代:ホントですね。
藤原:最後は、江戸時代の探検家だ。
佳代:ハイ。この時代は、蝦夷地に行くことも大変でした。
藤原:うん。でも、徳内は、アイヌ語もよくできたらしい。
佳代:そうですね。この時代は、ロシアがうろつくようになって、北方の
   安全が脅かされそうになっていました。
藤原:そう。だから、調査を兼ねて、北へ渡ったということだ。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.二葉亭四迷(ふたばていしめい) <1909年5月10日・没>

 2.津田三蔵(つださんぞう) <1891年5月11日>

 3.リーフデ号 <1600年5月12日・家康に謁見>

 4.松平定信(まつだいらさだのぶ) <1829年5月13日・没>

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◆ 解 説 
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三重:1番は、くたばってしまえ!ですね。
藤原:そのとおり。二葉亭四迷は、くたばってしまえをもじったと言われ
   る。
佳代:四迷は、確か、ロシア語が得意でしたね。
藤原:おう、よく知っているね。彼は、東京外語大学でロシア語を学んだ
   し、朝日新聞のロシア特派員としても活躍した。
三重:え〜、そうなんですか?
藤原:そう、意外だったかな?
佳代:2番もロシアに関係がありますね。
藤原:もちろんだ。有名な大津事件だ。
三重:あっ、そういえば、これって、司法権の独立のところに出てきたよ
   うな気が・・・。
藤原:そう。この事件で、政府は、ロシアを恐れて、津田三蔵を死刑にし
   ようとしたのだけど、本来、司法権は独立しているわけだから、政
   府が口出しをすることはできないわけだ。
佳代:それでも、次期皇帝のニコライ皇太子に対する暴行ですから、大変
   な問題ですよね。
藤原:そうだね。でも、児島惟謙大審院長は、最終的に死刑判決を下さず、
   司法権の独立を守った。そっちの方でも、有名な事件だね。
三重:3番は覚えています。他の問題でやりました。
藤原:そうだったかな?ウィリアム・アダムズかヤン・ヨーステンの問題
   かな?
佳代:そうです。リーフデ号の航海長が、オランダ人のヤン・ヨーステン
   で、船員の一人がイギリス人のウィリアム・アダムズでした。
藤原:よろしい。最後は、簡単だね。
三重:ハイ、超簡単です。
藤原:寛政の改革を行った松平定信は、白河藩主だった。吉宗の次男の子
   の一人でもある。
三重:その辺は大丈夫です。何回も勉強しました。
藤原:それはよかった。これからも、もっと勉強してね。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.林子平(はやししへい) <1792年5月16日・蟄居命じられる>

 2.出島(でじま) <1641年5月17日・移転>

 3.箱館(はこだて) <1869年5月18日・開城>

 4.今川義元(いまがわよしもと) <1560年5月19日・今川軍敗れる>

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◆ 解 説 
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佳代:1792年というと、ラクスマンが根室にきた年ですね。
藤原:そうだね。ロシア船がうようよしていた時期だ。
三重:なのに、海防を唱えた人物が罰せられたのですか?
藤原:そう。確かに、幕府も、最上徳内に択捉探検を命じたりして、対策
   をとっていたけど、子平の書は、人心の不安を掻き立てるというこ
   とで処罰されたんだ。
佳代:なるほど、あの時代は、本当に右往左往ですね。今の政治みたいに。
藤原:確かに、日本の外交というのは、今の外務省を見ればわかるように、
   今ひとつ煮えきれないものがあるね。
佳代:2番は、長崎の出島です。
藤原:うん。こちらも、最初は、キリスト教の禁止を徹底させるために、
   ポルトガル人を隔離する施設として作られたんだけど、ポルトガル
   人を追放した後、貿易を長崎奉行の監視下に置くために移されたん
   だ。
三重:何か、やですね。そういうのって。
藤原:そうだね。実際、オランダ人は、まるで監獄のようだという感想を
   述べているぐらいだ。
佳代:それから、函館は、このころは、箱館ですね。
藤原:うん。江戸時代はね。
三重:最後は、超簡単です。有名です。
藤原:日本史史上でも、最もドラマティックな逆転劇と言われている桶狭
   間。敗れた今川義元は、やはり油断していたんだろうね。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.新田義貞(にったよしさだ) <1333年5月22日>

 2.ルイス・フロイス <1597年5月24日・没>

 3.応仁の乱(おうにんのらん) <1467年5月26日・戦闘開始>

 4.バルチック艦隊 <1905年5月27日>

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◆ 解 説 
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三重:えー、鎌倉幕府を滅ぼしたのは足利尊氏じゃないのですか?
藤原:違うよ。尊氏は、京都に攻め入った。
佳代:そうよ、新田義貞が、鎌倉、足利尊氏は、京都の六波羅探題を滅ぼ
   したのよ。
三重:そう・・・でした(汗)
藤原:2番は、おなじみのルイス・フロイスだね。
佳代:ハイ。この時代に、外国人が、日本史を書いているってすごいです
   ね。
藤原:そうだね。そして、フロイスは、長崎で死んだ。
三重:ずっと日本にいたのですね。
藤原:いや、いったん帰って、また来たという感じかな。どちらにしても、
   当時の日本を知る貴重な史料の一つになっている。
佳代:3番は、超有名な応仁の乱ですね。
三重:人よ、むなし、応仁の乱〜♪
藤原:うん。1467年のむなしい出来事だったね。京都を舞台に、11年も戦
   乱が続く。そして、それが、日本の社会を変えることになる。
三重:どのように変わったのですか?
藤原:もちろん、戦国時代に突入するきっかけの一つとしても大事だけど、
   やはり、京都の公家や僧侶が、全国に逃げたため、京都の文化が、
   全国に広まっていったという点も見逃せないね。
佳代:そうですね。だから、小京都なんてものが生まれたんですね。
藤原:そういうこと。最後は、佳代ちゃんの得意な日露戦争。
佳代:えっ、得意じゃないですよ。ただ、司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」
   を読んだだけです。
藤原:それでいいんだよ。なかなか、教科書だけじゃわからないからね。
三重:バルチック艦隊って弱かったのですか?
藤原:そうでもないよ。でも、黒海を出発して、アフリカ大陸を回り、7
   ヶ月もかけて日本海に来たわけだから、船もぼろぼろ、疲れきって
   いたということも確かだろうね。
佳代:そうですね。先生、今日は、ありがとうございました。


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