2月の問題解答・解説


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.大岡忠相(おおおかただすけ) <1717年2月3日・町奉行になる>

 2.聖武天皇(しょうむてんのう) <724年2月4日・即位>

 3.千姫(せんひめ) <1666年2月6日・没>

 4.一の谷の合戦(いちのたにのかっせん) <1184年2月7日・敦盛没>

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◆ 解 説 
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三重:1番は、時代劇でも有名な大岡越前守ですね。
藤原:そうだね。吉宗の享保の改革の一環として抜擢されたわけだ。
佳代:確か、忠相は、公事方御定書の編纂にもかかわっていましたね。
藤原:そのとおり。名裁判官としても有名だけど、多くは事実ではないら
   しい。でも、あの時代に活躍した人であることは間違いない。
三重:それから、聖武天皇は、奈良時代の有名な天皇です。
藤原:うん、奈良時代は、聖武天皇を中心に考えておくといいね。ところ
   で三重ちゃん、聖武天皇のころの文化を何というんだっけ?
三重:ハイ、天平文化です。
藤原:正解。それから、3番は、歴史ドラマなどでも有名な千姫だね。
佳代:そうですね。あの場面は何回も見ました。当時、悲劇の姫君でした。
藤原:徳川2代将軍の娘でありながら、豊臣秀頼の妻でもあり、両者が戦
   うことになる。
三重:ホント、かわいそうでした。
藤原:最後は、平家物語の有名な場面だね。
佳代:ハイ、これも、国語でやりました。ほんのちょっとなので詳しいこ
   とはわかりませんでしたが、源氏側の武将、熊谷直実が、涙を飲ん
   で敦盛を斬る場面は、感動しました。
三重:それが、一の谷の合戦での出来事だったんですね。
藤原:そう、やはり、歴史にはドラマが付きものだね。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.足利持氏(あしかがもちうじ) <1439年2月10日・自害>

 2.黒田清隆(くろだきよたか) <1889年2月11日・憲法発布>

 3.長屋王(ながやおう) <729年2月12日・自殺>

 4.平将門(たいらのまさかど) <940年2月14日・戦死>

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◆ 解 説 
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佳代:1番は、永享の乱ですね。
藤原:そうだね。室町時代は、東国を鎌倉公方が担当していたけど、この
   乱により、関東管領の上杉氏に移ることになる。
三重:難しいです。
藤原:まあね。でも、重要な事件だから、よく覚えておこう。そして、次
   は、結構、難しいかもしれない。
佳代:わたしは、伊藤博文だと思っていました。
藤原:そうだよね。憲法制定には、伊藤博文が大きくかかわっているから。
   でも、発布当時は、2代目の総理大臣黒田清隆なんだ。
三重:なるほど、2代目ですか。
藤原:うん、引っかからないようにね。それから、3番の長屋王は、有名
   だよね。
三重:ハイ。国語で習いました。
藤原:そう、教科書によっては、小学生の国語で扱っている。木簡が見つ
   かった話だけど。
三重:あっ、それです。内容は覚えていませんが(笑)
藤原:この長屋王は、藤原四兄弟の陰謀で、無実の罪を着せられたものと
   思われる。
三重:何故、そんなことをされたのですか?
藤原:簡単にいうと、藤原四兄弟は、聖武天皇の妃光明子を皇后にしよう
   としたんだ。しかし、本来、皇后は、皇族しかなれないことになっ
   ていたので、長屋王が反対した。
三重:それで、無実の罪を着せられて、自殺に追い込まれたのですね。
藤原:そう考えられる。
佳代:最後は、ものすごく簡単な問題ですが、ビックリしました。
三重:ビックリ?
佳代:平将門ってバレンタインデーの日に死んだのですね。
藤原:なるほど、それは気づかなかったよ。
三重:それは面白いです。今度、みんなに教えてやろうっと。
藤原:そうだね。何でもいいよ。あまり役に立つとは思えないけど、何か
   あると記憶に残りやすいからね。そういうものを利用するのも手だ
   ね。
佳代:わかりました。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.紀貫之(きのつらゆき) <935年2月16日・土佐より帰京>

 2.三条実美(さんじょうさねとみ) <1891年2月18日・没>

 3.大塩平八郎(おおしおへいはちろう) <1837年2月19日・乱勃発>

 4.小林多喜二(こばやしたきじ) <1933年2月20日・没>

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◆ 解 説 
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三重:紀貫之は、今で言うとネカマですね。
藤原:あれっ?前にもどこかで聞いたような気がするけど。
佳代:大場佳代の楽しくヒストリーでやりました。紀貫之は、女を装って
   かな文字で日記を書きました。
藤原:あっ、そうだったね。ネット上で女を装っている男がたくさんいる
   らしいけど、それをネカマというなら、紀貫之は、そのはしりと言
   えるね。
三重:ハイ。でも、当時は、男性は漢文が常識だったので、かなで書くた
   めには女性を装う必要があったと思われます。
藤原:うん。その可能性が強いね。その辺は、大場佳代の楽しくヒストリ
   ーの103号を見てもらうといいね。
佳代:そのとおりです。是非、見てください!ホームページにあります。
   (ここです→ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/ 見てね!)
藤原:それから、三条実美は、岩倉具視と並んで、幕末、維新では有名な
   公卿だ。
佳代:元勲の一人ですね。
藤原:そうだね。知名度は、西郷隆盛や木戸孝允などに比べると低いけど
   重要な人物だね。
三重:大塩平八郎は、有名です。元、大坂奉行所の役人でありながら、乱
   を起こしました。
藤原:うん、これには、幕府もショックを受けたようだね。
三重:ハイ、でも、その日のうちに鎮圧され、逃走したものの見つかり、
   放火して自殺しました。
藤原:おう、よく知っているね。
佳代:これも、大場佳代の楽しくヒストリーでやりました。
藤原:そうだったね。しかし、歴史が苦手だった三重ちゃんが、こんなに
   成長するとはね。
佳代:もうずっとやっていますからね。最後は文学史の問題です。
三重:プロレタリア文学は小林多喜二しか知りません。
藤原:そうだね。いちばん有名かもしれないね。その多喜二は、最後は、
   拷問を受けて死んだという噂がある。
佳代:あのころの社会主義者への取り締まりは厳しかったのですね。
藤原:そうだろうね。1933年といえば、日本が国際連盟から脱退した年だ。
   前年には、五・一五事件もおきていて、厳しい時代だったというこ
   とがわかるだろ。
三重:ハイ。1930年代は、文字どおり、戦(いくさ)の10年です。数え切れ
   ません。
藤原:そんな時代だから、多喜二のような文学者に対する弾圧もあったも
   のと思われる。いずれにしても、二度とああいう時代にはならない
   ようにしたいね。
佳代:ホントですね。先生、今日はありがとうございました。


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◆ 解 答 < >内は、問題文の事件の起きた日を表しています。
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 1.和気清麻呂(わけのきよまろ) <799年2月21日・没>

 2.後鳥羽上皇(ごとばじょうこう) <1239年2月22日・没>

 3.慶安の御触書(けいあんのおふれがき) <1649年2月26日>

 4.吉田茂(よしだしげる) <1953年2月28日・「ばかやろう」発言>

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◆ 解 説 
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三重:ええと、1番は、何とかの清麻呂でしたね。
佳代:三重、和気清麻呂よ。
三重:ああ、そうでした。どうも、何とかの麻呂って覚えにくいです(笑)
藤原:そうだね。でも、慣れれば、それほどじゃあないよ。
佳代:清麻呂は、随分活躍したみたいですね。
藤原:うん。有名な宇佐八幡宮信託事件で、いったんは、大隈に左遷され、
   名前も清麻呂から、キタナマロにされたと言われている。
三重:えっ!清いが汚くされちゃったんですか。
藤原:そう。しかし、道鏡が失脚した後、彼は復活し、長岡京の造営に尽
   力したり、平安京の遷都を建議したりしたんだ。
三重:なるほど、昔の人って大変だったんですね。
藤原:そうだね。それから、2番目も大変な事件だったね。
三重:ハイ、これは、基本問題ですから簡単でした。何と、朝廷の最高実
   力者が島流しされてしまいました。
藤原:そうだったね。考えてみれば、いくら武士の時代になったとはいえ、
   朝廷は存在しているんだし、実際、支配もしていたわけだ。しかし、
   この事件は、明らかに武士の時代になったということを象徴してい
   るような事件だね。
佳代:そう思います。前代未聞です。
藤原:それから、慶安の御触書は、三重ちゃんの得意技だろ。
三重:ハイ。農民は、米を食うな、酒を飲むな、たばこを吸うな!
藤原:そう。そんな感じの御触書だ。ちょっと大袈裟だけど。
三重:読むだけで頭に来ます。
藤原:うん。でも、当時は、農民は生かさず殺さずということで支配して
   いたからね。田畑を自由に売買できないようにしたり、勝手に五穀
   以外の作物を作ることを禁じたり、いろいろな法令が出されたころ
   だ。
佳代:最後の、バカヤロー発言は、吉田茂首相ですね。
藤原:そう。そして、これがきっかけで、内閣不信任が成立し、解散。い
   わゆる「バカヤロー解散」だ。
三重:国会もいろいろなことがあるのですね。
藤原:まあね。でも、政治は、そのぐらいの迫力でやってもらわないとね。
   迫力だけで内容がないのも困るけど。
佳代:ホントですね。先生、今日はありがとうございました。


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