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   │【便利技コレクションシリーズ】  ==Number.001==│
   └──────────────────────────┘
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【本日のクイズ】「コピー・貼り付け」に関する問題です
───────────────────────────────────

1.同じ文字列を「A1」から「D4」の範囲に一気に入力したい、どうしたら
  いいか?

2.「A1」のセルに文字が入っている。これを「A1」から「D4」の範囲に一
  気に貼り付けたい。どうしたらいいか?

3.Sheet1の「A1」から「D4」に文字列が入っている。これをSheet2から、
  Sheet6に貼り付けたい一度にやるにはどうしたらいいか?尚、シートは
  Sheet1からSheet6まで順に6枚あるものとする。

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【解答】1 <難易度:★☆☆>

   セル「A1」から「D4」までを選択

   文字列を入力

   Ctrlキーを押しながらEnter

----------------------------------------------------------------------
【解説】1

 同じものを一気に入力したい場合は、先に範囲を選択して、Ctrl+Enter
 を押します。

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【解答】2 <難易度:★★☆>

   セル「A1」から「D4」までを選択

   数式バーをクリック

   Ctrlキーを押しながらEnter

【別解】

   セル「A1」から「D4」までを選択

   Ctrlキーを押したまま、r、d を連続で押す

----------------------------------------------------------------------
【解説】2

 問題1によく似ていますが、ちょっとだけ違います。すでに文字が入力さ
 れている場合は、範囲を指定して、Ctrl+Enter を押しても反応しません。
 これは、アクティブセルが編集状態になっていないためです。

 そこで、数式バーをクリックしてアクティブセルを編集状態にすると、問
 題1と同じように、Ctrl+Enter で貼り付けすることができます。

 また、別解のように、Ctrl+r と Ctrl+d をいっぺんに使う方法も
 あります。Ctrl+rは右側に、Ctrl+dは下側にコピーして貼り付けられ
 ます。こちらは、数式バーをつっつく必要がありませんので便利です。

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【解答】3 <難易度:★★★>

   セル「A1」から「D4」までを選択

   Shiftキーを押しながら、Sheet6をクリック

   [編集]−[フィル]−[作業グループへのコピー]をクリック

   「すべて」が選択されていることを確認して[OK]

----------------------------------------------------------------------
【解説】3

 これは、エクセルの中でも有数の便利技です。選択範囲を別のシートに一
 括してコピーでします。今回は、すべてを貼り付けましたが、書式だけで
 もOK。是非、愛用してください。


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   │【便利技コレクションシリーズ】  ==Number.002==│
   └──────────────────────────┘
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【本日のクイズ】「列の幅」に関する問題です
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1.新規作成するとき、あらかじめ全体の列の幅を少し広くしたい、簡単な
  方法は?

2.特定の列だけちょうど良い列幅にしたい。簡単な方法は?

3.C列からF列までの列幅を均等にしたい。その方法は?

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【解答】1 <難易度:★☆☆>

 [書式]−[列]−[標準の幅]をクリック

 「標準の列幅」の数値を変更して[OK]をクリック

----------------------------------------------------------------------
【解説】1

 例えば列幅を「10」にすれば少しだけ広がります。また「4」など小さい
 数字を入れれば升目のように細かくなります。

 気をつけてほしいのは、すでに列幅が変更されている部分には反映されな
 いことです。新規作成時にあらかじめ広げたいときや狭めたいときに有効
 です。また、まったく列幅を変更していなければデータが入っていても有
 効です。

 尚、数値は、標準のフォントサイズの半角文字数と考えてください。

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【解答】2 <難易度:★☆☆>

 列幅を最適化したい列のアルファベットの右側にカーソルを近づけ、
 ←┃→ のマークが出たらダブルクリック

  例えばC列を最適化したい場合は、この辺にカーソルを近づけます
                    ↓
   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C   │D   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃    │    │あああああ    │    ┃
   ┠─╂────┼────┼────┼────┼────┨

                    ↓マークが出る
   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C  ←┃→   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃    │    │あああああ    │    ┃
   ┠─╂────┼────┼────┼────┼────┨

           ダブルクリックすると↓ちょうど良い列幅になった
   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C    │D   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃    │    │あああああ│    │    ┃
   ┠─╂────┼────┼─────┼────┼────┨

----------------------------------------------------------------------
【解説】2

 文字がはみ出ていて、ちょうど良い列幅にしたいときは、この技が簡単で
 す。しょっちゅう使う技ですので愛用してください。もちろん縮めたいと
 きに使うこともできます。

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【解答】3 <難易度:★☆☆>

 C列からF列までを選択

 F列のアルファベットの右側にカーソルを近づけ、←┃→のマークが出た
 らドラッグ

----------------------------------------------------------------------
【解説】3

 要は、選択してからドラッグするということです。選択されている列全体
 が同じ幅になります。

<参考> 選択の仕方

 一つの列を選択  アルファベットの部分をクリック

 連続した列を選択 1.アルファベットの部分をドラッグする

          2.アルファベットの部分をクリックして一つの列
            を選択した後、Shift を押しながら終点の列の
            アルファベットをクリック

 飛び飛びの列を選択 アルファベットの部分をクリックして一つの列を
           選択した後、Ctrlを押しながら他の列のアルファ
           ベットをクリック

(※)選択ができれば問題2の方法にも応用できます。


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   │【便利技コレクションシリーズ】  ==Number.003==│
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【本日のクイズ】「日付」に関する問題です
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1.1月1日のように単に日付を入れる方法は?

2.簡単に当日の日付を入れる方法は?

3.常に本日の日付を表示させる方法は?

4.常に10日後の日付を表示させるには?

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【解答】1<難易度:★☆☆>

 スラッシュを使う

----------------------------------------------------------------------
【解説】1

  単に日付を入れるには、スラッシュを使います。例えば、1月1日なら
  ば、「1/1」のように入れて、[Enter]キーを打てば、「1月1日」に
  なります。いちいち「1がつ1にち」と入力する必要はありません。

  ※ ただし、日本語入力モードが立ち上がっていると、「1・1」と
    なってしまいます。そんなときは、未確定状態で、[F10]キーを
    押してください。「1/1」に変わますから[Enter]キーを打って
    ください。[F10]キーは、半角英数に変換するキーです。

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【解答】2<難易度:★☆☆>

 [Ctrl]キーを押しながら[;]キーを押す

----------------------------------------------------------------------
【解説】2

 便利な小技ですね。

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【解答】3<難易度:★★☆>

 表示させたいセルに =TODAY() と入力する

----------------------------------------------------------------------
【解説】3

  常にその日の日付を入れたいときは TODAY関数を使います。使い方は、
  どこかのセルに =TODAY() と入力するだけです。これで、その日の
  日付が入ります。また、翌日、同じファイルを開くと、その日の日付
  に変化します。応用範囲の広い極めて重要な関数です。


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【解答】4<難易度:★★☆>

 表示させたいセルに =TODAY()+10 と入力する

----------------------------------------------------------------------
【解説】4

  エクセルの日付は「シリアル値」で管理されています。シリアル値と
  は、1900年1月1日を「1」とし、1日を1とした連続ナンバーのこ
  とです。

  例えば、本日、2007年3月28日ならば、38169 です。これは、1900年
  1月1日から、38169日目ということです。当然、10日後は、38179と
  いうことになります。こうして、1日を「1」として計算の基礎とし
  ているわけです。

  ですから、見た目は、3月28日のように日付形式になっていても、エ
  クセルの内部では、38169 のようなシリアル値で計算されます。この
  構造を知っていれば、応用範囲が広がりますので、しっかり覚えてお
  いてください。


   ┌──────────────────────────┐
   │【便利技コレクションシリーズ】  ==Number.004==│
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【本日のクイズ】「日付」に関する問題です(その2)
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1.日付から、それぞれ年、月、日だけをを取り出すには?

2.他の表示形式を日付に切り替えるには?

3.日付の表示形式を標準に切り替えるには?

4.常に、今日の日付の「日」の部分の数値を表示させる方法は?

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【解答】1 <難易度:★★☆>

・日付から「年」を取り出す YEAR関数を使う

  =YEAR(セル番地)

・日付から「月」を取り出す MONTH関数を使う

  =MONTH(セル番地)

・日付から「日」を取り出す DAY関数を使う

  =DAY(セル番地)

----------------------------------------------------------------------

【解説】1

  例えば、A1のセルに、2007/5/29 という日付が入っている場合

    =YEAR(A1) → 2007

    =MONTH(A1) → 5

    =DAY(A1)  → 29

  となります。

───────────────────────────────────

【解答】2 <難易度:★★☆>

  [Ctrl]+[Shift]+[#]

----------------------------------------------------------------------
【解説】2

  基本的には

  [書式]−[セル]で[セルの書式設定]を開く

  「表示」タブを選び、表示形式を指定

  ですが、[Ctrl]+[Shift]+[#]を覚えておくと一瞬で日付の表
  示形式になります。

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【解答】3 <難易度:★★☆>

  [Ctrl]+[Shift]+[^]

----------------------------------------------------------------------
【解説】3

  問題2と逆の変更です。

 [Ctrl]+[Shift]+[#] ⇔ [Ctrl]+[Shift]+[^]

  の関係を覚えておきましょう。

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【解答】4 <難易度:★★☆>

  =DAY(TODAY())

----------------------------------------------------------------------
【解説】4

  前回勉強したように、TODAY関数は、常に、その日の日付を表します。
  ですから、 DAY関数と組み合わせることにより、常に、当日の「日」
  を取り出すことができます。


   ┌──────────────────────────┐
   │【便利技コレクションシリーズ】  ==Number.005==│
   └──────────────────────────┘
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【本日のクイズ】「日付」に関する問題です(その3)
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1.50日前の日付を求める方法は?また、50日後の日付を求める方法は?

2.6月17日から11月28日までの日数を求める方法は?

3.今年の残り日数を求める方法は?

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【解答】1<難易度:★☆☆>

 引き算・足し算を使う

----------------------------------------------------------------------
【解説】1

  前に日付は、シリアル値という連続番号で成り立っていると言いました。
  忘れている方もいらっしゃると思いますので参考として再掲します。

【参考】==============================
  エクセルの日付は「シリアル値」で管理されています。シリアル値と
  は、1900年1月1日を「1」とし、1日を1とした連続ナンバーのこ
  とです。

  例えば、本日、2007年11月28日ならば、39414 です。これは、1900年
  1月1日から、39414日目ということです。当然、50日後は、39464と
  いうことになります。こうして、1日を「1」として計算の基礎とし
  ているわけです。

  ですから、見た目は、11月28日のように日付形式になっていても、エ
  クセルの内部では、39414 のようなシリアル値で計算されます。この
  構造を知っていれば、応用範囲が広がりますので、しっかり覚えてお
  いてください。
==============================【参考】

  1日は、1ですので、単純に引き算すれば、50日前の日付を調べるこ
  とができますし、足し算をすれば、50日後の日付を調べることが出来
  ます。

  よって、11月28日を基準にして、50日前、50日後を調べるには

   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C   │D   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃日付  │n日前 │n日後 │    │    ┃
   ┠─╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃2┃11月28日│=A2-50 │=A2+50 │    │    ┃
   ┗━┻━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
            ↓    ↓
       (結果)10月9日 1月17日

  このように指定すれば簡単にできます。ほかに DATEDIF関数を使う方
  法もありますが、別の機会にお話します。

───────────────────────────────────

【解答】2<難易度:★☆☆>

 引き算を使う

----------------------------------------------------------------------
【解説】2

  期間を算出する場合も、基本的には引き算でできます。

    期間 = 終了日 − 開始日

   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C   │D   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃開始日 │終了日 │期間  │    │    ┃
   ┠─╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃2┃6月17日 │11月28日│=B2-A2 │    │    ┃
   ┗━┻━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
                 ↓
             (結果)164

   ※ 結果が日付(6月12日のように)になってしまう場合があります。
     そのときは、前回学んだ、[Ctrl]+[Shift]+[^]を使っ
     て、標準の表示形式に直してください。

   ほかに DATEDIF関数を使う方法もありますが、別の機会にお話します。

───────────────────────────────────

【解答】3<難易度:★★☆>

  ="2007/12/31"-TODAY()

----------------------------------------------------------------------
【解説】3

  前に勉強した TODAY関数と組み合わせます。年末の日付から今日の日
  付を引けば残りの日数が計算できます。 TODAY関数についても過去の
  解説を再掲しておきます。

【参考】==============================
  常にその日の日付を入れたいときは TODAY関数を使います。使い方は、
  どこかのセルに =TODAY() と入力するだけです。これで、その日の
  日付が入ります。また、翌日、同じファイルを開くと、その日の日付
  に変化します。応用範囲の広い極めて重要な関数です。
==============================【参考】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・今回は、あえて、足し算引き算にこだわってみました。 DATEDIF関数が
  自在に使える方は、そちらのほうが簡単かもしれません。しかし、エク
  セルの日付が、1日を1として計算しているということを頭に入れてお
  くとさまざまな応用が利きます。シリアル値をしっかり理解しておくこ
  とが肝心です。


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   │【便利技コレクションシリーズ】  ==Number.006==│
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【本日のクイズ】「日付と曜日を一緒に表示する」に関する問題です
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一つのセルに 平成20年5月28日(水) と表示させるには、セル参照は使わず、
普通に、5/28 と入力するだけで表示できるようにしてください。

   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C   │D   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃  5/28│    │    │    │    ┃
   ┗━┻━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
             Enter  ↓
   ┏━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃ ┃A   │B   │C   │D   │E   ┃
   ┣━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃1┃平成20年5月28日(水)     │    │    ┃
   ┗━┻━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
───────────────────────────────────

【解答】

 表示形式を変えることで実現します。ユーザー定義を使います。

   A1のセルを選択して、[書式]−[セル]をクリック

   「表示形式」のタブを開き、「分類」から「ユーザー定義」を選ぶ

   「種類」のボックスに「ggge年m月d日(aaa)」と入力して[OK]
         (自動的に「ggge"年"m"月"d"日"(aaa)」になります)

【解説】

 gggで元号、eで年数を表します。gggeで、年号年数になります。

 mが月、dが日、aaaが曜日を表します。
 
 詳しくは参考を読んでください。

【参考】「ユーザー定義の書式」

  今回は、日付や曜日に使用されるユーザー定義の書式をまとめておき
  ましょう。注意していただきたいのは、丸暗記をしないことです。頭
  が痛くなるだけで効果はありません。とりあえず、よく使うものから
  少しずつ覚え、あまり使わないものは、使うときに調べればいいぐら
  いに考えてください。

  大切なことは、どういうものがあるのかを知っておくこと。そして、
  いざというとき、どこで調べたらいいかを知っておくことです。これ
  は、表示形式に限らず、エクセル全般でいえることです。巨大なソフ
  トですから、何でもかんでも覚えるのではなく、何ができるかを押さ
  えておくことが肝心です。

<西暦> 下2桁  yy (表示例)01、02、03・・・・・・・・・・・
     4桁   yyyy (表示例)2001、2002、2003・・・・・・・・

<元号> アルファベット g (表示例)M、T、S、H
     漢字の頭文字  gg (表示例)明、大、昭、平
     漢字全部    ggg(表示例)明治、大正、昭和、平成

     元号の後ろに年を付けるときは、e、あるいは、eeをつけます
     ですから、「ggge」とすると、平成20のようになります。

     e とeeの違いは、一桁のとき、前にゼロをつけるかどうかの違
     いです。(mとmm、dとddの関係も同じです)

     (表示例)平成9年の場合

       ggge 平成9  gggee 平成09

<月>  数字通常  m  (表示例)1、2、3、4 ・・・・・10、11、12
     数字2桁  mm (表示例)01、02、03、04 ・・・10、11、12
     英語3文字 mmm (表示例)Jan、Feb、Mar・・・・・・・・・
     英語全部  mmmm(表示例)January、February、March ・・・

<日>  数字通常  d (表示例)1、2、3、4 ・・・・・10、11・・
     数字2桁  dd (表示例)01、02、03、04 ・・・10、11・・

<曜日> 日本語一文字 aaa (表示例)日、月、火・・・・・・・・・
     日本語全部  aaaa(表示例)日曜日、月曜日、火曜日・・・
     英語3文字  ddd (表示例)Sun、Mon、Tue ・・・・・・・
     英語全部   dddd(表示例)Sunday、Monday、Tuesday ・・


───────────────────────────────────
【本日のクイズ】「ごとうび(5・10日)に色を付ける」問題です
───────────────────────────────────

下図のようにA列に日付が入っている。ごとうび (5日、10日、15日、20日、
25日、30日)だけ、自動的に色をつける方法を考えてください。

   ┏━━┳━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
   ┃  ┃A   │B   │C   │D   │E   ┃
   ┣━━╋━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━━┫
   ┃ 1 ┃日付  │番号  │    │    │    ┃
   ┠──╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃ 2 ┃ 1月1日│    │    │    │    ┃
   ┠──╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃ 3 ┃ 1月2日│    │    │    │    ┃
   ┠──╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃ 4 ┃ 1月3日│    │    │    │    ┃
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ┠──╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃ 365┃12月30日│    │    │    │    ┃
   ┠──╂────┼────┼────┼────┼────┨
   ┃ 366┃12月31日│    │    │    │    ┃
  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

───────────────────────────────────

【解答】手順は、次のとおり

    A列全体を選択(A1:A366を選択してもよい)

   [書式]−[条件付き書式]を開く

   「数式が」「=MOD(DAY(A1),5)=0」と設定

   [書式]ボタンをクリック

   「色」から好きな色を選ぶ

    順次、[OK][OK]をクリックして完了

  ごとうびは、渋滞が多かったり、銀行が混んでいたりすることが多い
  といわれています。注意を喚起するため、色を付けておくと便利かも
  しれません。方法としては、MOD関数を使います。

  MOD関数は、割り算の余りを返す関数です。

   =MOD(数値,除数) で、=MOD(20,3) ならば、2 になります。

   つまり、20÷3 で、余りが、2 ということです。

  ここでは、5の倍数を求めればいいわけですから、5で割った余りが、
  0 になればいいわけです。

  ただし、単に、割ってしまうと、シリアル値を基準に計算されてしま
  います。

  ですから、DAY関数を使い「日」の数値を元に計算するのです。


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