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Inpressions [Story] ※ネタバレ含
この「ザンボット3」は私を初めてロボットアニメファンにさせた罪な?作品です(笑)。出会ったのは再放送でした。第一印象は「うわーなんか古そうなアニメだなあ。あのロボットのカラーリングは一体・・・(汗)キャラもなんだか地味な感じ。あ、でもあの女の子(←恵子のこと)はカワイイ♪」・・・こんなです(笑)。当時それまであまりロボットアニメをちゃんと鑑賞したことがなく、富野喜幸とか安彦良和とか聞いてもピンとこなかった人間だったので(汗)。
それでも、飯時だったこともありなんとなく毎回見ていたらだんだん引き込まれていきました。な、なんで戦ってる主人公達を周りの人々は理解しないの?なんで石まで投げられちゃうの?今まで知らなかったけど、ロボットアニメってこういうものなのか!?・・・←※違います、ザンボットだけですここまでリアルなのは(笑)。
主人公の神勝平は12歳のやんちゃな少年。一緒に戦うのは、じいちゃん、ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃん、千代錦(犬)、そしてイトコや親戚達・・・家族(「神ファミリー」と呼ばれる)です。こんな設定だけを見るとなんだかほのぼのしたアニメみたいじゃーないですか。しかもキャラデザインも等身低めの可愛い感じだし。それなのに嗚呼、あんな悲劇的ストーリーが待ってるなんて夢にも思いませんよ普通。無理解な人々からは迫害されるし、友達は人間爆弾にされちゃうし、神ファミリーはほとんど死んじゃうし・・・子供が見てたらどうするんだー!!←当時実際見てたはず(汗)。えーと私の場合は既に高校生だったんですけど、それでも最終回のザンブルとザンベース特攻にはショックで箸が止まり(←飯時だったので)、食事がそれ以上喉を通らなくなりました(涙)。あと個人的に一番気になってしまったのは、勝平達パイロットの子供3人が、戦いに恐怖感を感じないよう睡眠学習でマインドコントロール?されていたという事実です(汗)。まあ睡眠学習の主な目的はメカの操縦法を覚えるためで、マインドコントロールのことはサラッとしか語られてないんだけど・・・でもそんなシステムを子供に使うなんてよく考えると凄いことですよ。ひょっとして一番残酷なのはガイゾックでも地球人でもなく、ビアル星人なんじゃ・・・(おいおい)。
こうやって書いてみると思いっきり暗くて残酷な話みたいですが・・・(汗)それでも、一応ほのぼのとしたエピソードもありますよ〜。それに、辛いことも乗り越え家族一丸となって戦っていく姿には感激できます。家族だからこそ、絆も深いよなあ・・・(感涙)。ちなみにゲームだとさすがにあんなラストはないので安心です。「第四次スーパーロボット大戦」では(ルートによっては「人間爆弾の恐怖」が再現されるけど)、勝平も宇宙太も恵子も無事で、エンディングでは明るい未来が開けています(う、嬉しい)。
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