機動戦士ガンダム

 
  Introduction

1979/4〜1980/1放映。全43話
知らない人はあまりいないだろうと思われる「初代ガンダム」ですが一応・・・
パイロットとなった少年アムロの成長を描いた物語・・・で大体あってるはず。
「元祖リアルロボット」「元祖・ナイーヴで優柔不断な主人公」
あらゆる点で画期的なロボットアニメであり、ロボットアニメの枠を広げた偉大な作品である
・・・とか一般論しか語れない自分が情けないっっ(汗)。
ゲームは多過ぎてとても書ききれません。
 
 

 
  Inpressions [Story]

私的な思い入れほざきコーナーその1、ストーリー編では、第13話「再会、母よ・・・」についてです。

ホワイトベースが故郷を通りかかった際、アムロは10年振り(・・・くらいだっけ?)に母と再会する・・・といった話ですが、わたくしにとって全話中一番印象に残っている話でした。「ガンダム」と出会った当時(再放送だよ)すでにアムロよりお姉さんだったわたくしは、アムロをまるで弟か息子のように思っていた訳で、だからアムロのお母さんに作品中で一番感情移入できたのかもしれません。

敵兵に向かって銃を撃つアムロを見て嘆く母。
「人様に銃を向けるなんて・・・私はお前をこんな風に育てた覚えはないよ、昔のお前に戻っておくれ・・・!」
「今は・・・戦争なんだ!!」
いくら戦争だからといって、「虫も殺せなかった」息子が人を殺せるようになるなんて(相手が敵兵でも)、母親としては信じたくはないに決まってます。

母と子は和解することもないまま別れの時が来る。「いつまでもお達者で・・・お母さん。」敬礼した後そう言い残して去っていった息子の後方で泣き崩れる母・・・。10年振りにやっと再会できた、しかもまだ15歳の息子はもう自分の息子ではなく、そこにいたのは連邦の一兵士なのだ。戦争に子を取られた母の悲しみが伝わってくる、非常に印象的な場面でした。もちろんアムロだって、軍で戦っている今、もう母のもとに戻れる状況ではないことを実感して悲しかったに違いない。

別れる前に母は、生家に置いてあった、アムロが小さい頃持ってた木の人形を手渡していたのだけれど、その人形をアムロはその後もとっておいてくれたのかな・・・とか思ってしまったわたくしです。ひょっとすると過保護な母親になってしまうタイプか?(汗)
 
 

 
  Inpressions [Character]

◆アムロ=レイ
「みどころ」でも書いてあるように、「(ロボットアニメの)元祖・ナイーヴな主人公」。「ロボット大戦」等をやっていると彼の際立った能力の高さが目立つ。ほんとに、「ちょっと反則じゃない?!」ってほど強い。しかしTVシリーズを見直すと、たしかに反則なくらい天才的能力なので仕方がない。「ザクを一撃で?!」だもんなあ・・・。1年戦争終了後、もう一生戦うことなんかなく、フラウとでも平和に暮らしてほしいと思ってたんだけど、そうはならなかったのが悲しい。

◆シャア=アズナブル
実は私はシャアが嫌いです。ファンの人には悪いが嫌いです。素顔がどんなにカッコ良いかを知っているけど嫌いです。(しつこい!!)元ジオンの大統領(だっけ?)の息子の彼は、ジオン軍に入り密かに親の仇のザビ家抹殺を企むのですが・・・、復讐のために元学友を平気で死に追いやる冷酷さも、そのうち復讐は「ついで」になり、自分の理想の社会を作るのが目的になっている、という野心家(なのか?)なところも、なんかカッコ良すぎてシャクなんだー!!しかもモテモテだし(「Z」以降特に)。
ま、見てた当時はこんな感情しか抱けなかった私ですが、最近TVシリーズを見直してみると、ララァに対しては人間っぽい感情持ってるぢゃんよ、シャアの奴!てな感じで、本当はちょっとカワイイ奴かも・・・とか思えてきた。見てた頃はまだまだコドモだったのでわかんなかったのかも・・・。

◆ガルマ=ザビ
ザビ家の末っ子。「甘い」だの「お坊ちゃん」だのシャアに思われていたが、どうひいきめに見ても、それは当たっていると認めざるを得ない・・・。シャアが邪魔しなければガルマが戦果をあげていたともちょっと思えないし。でもそういうとこが彼の魅力でもあるのよ。軍人よりも「王子様」が似合うのさっガルマ様には・・・。しかしシャアのせいで死んでしまったと思うと悔しくて夜も眠れん(大げさ)。ガルマの恋人イセリナも、もし本当の仇を知っていたら単身シャアのもとに殴りこんだかも。それにしてもイセリナちゃんはお嬢様のわりに見上げた根性の持ち主。偉い!!

◆ザビ家3兄弟
ここではガルマ以外の3人を指しています。ザビ家の長デギン=ザビの子で、長男ギレン、次男ドズル、長女キシリア。「ロボット大戦完結編」で復活していたが、「なんでガルマ様は復活させてくれないのー!!」と叫んだ人は私だけではないと信じたい。ところで私は結構最近まで、長男はドズルさんだと思い込み(だって見た目老けてるし)、「ギレンって次男のくせに偉そうだなあ」とか思ってました。ギレン様ごめんなさい。

◆ララァ=スン
この人ははずせないだろうってことで一応。ジオンのニュータイプ少女戦士。シャアを慕っていた。彼のどこをそんなに好きになったものか、ちょっと聞いてみたい。「あら、あの人は可愛い人なんですよ。みんな知らないだけです。」とか言ってくれるんじゃないかと思ってる私はサイコミュビットで撃ち落とされるべきかも(笑)。

◆ジョブ=ジョン
誰やねん?!・・・と思う人は多いであろう(汗)。彼はホワイトベースのクルーです。パイロットも出来るようだったので、民間人ではなく軍のパイロット候補生か何かだと思われますが、仕事はメカ整備が主でしたねー。何故こんな、名前があるんだか無いんだかわからないようなキャラが印象に残ってるのかというと・・・うーん、何故だろう?!金髪巻き毛でちょっと美少年風だったからだな、きっと。声を演じる人は定まってなかったが、マ=クベ役の塩沢兼人氏の時が多くて嬉しかったなあ。「ガンダム」ファンは無数にいるが、彼のファンはそうそういまい!!(自分だけかも・・・。)君も再放送やLDで「ガンダム」を見直す時は、ぜひ彼をチェックだ!!
*彼をもっと知りたい人は、「ジョブ=ジョンの部屋」へどーぞ♪

その他の方々・・・

レギュラーであるWB乗組員を紹介。※本当はもっといるけど

◆ブライト=ノア
何とこの頃はまだ18歳だそうである。苦労してますな艦長!!

◆ミライ=ヤシマ
WBのおふくろさん。婚約者カムランさんとは和解できなかったようだが、彼だって悪くないと思うけどなあ。

◆セイラ=マス
元お姫様ながら、パイロットもこなしてしまう凄い人。彼女もやはり苦労してるからか、17歳には見えない!!

◆カイ=シデン
その皮肉屋でひねくれた性格は、非常に感情移入しやすかった・・・という視聴者って私だけ?

◆ハヤト=コバヤシ
乗ってた機体が悪すぎたか、あまり目立てなかったね・・・。でも後にフラウとくっついたのはおいしい!!

◆フラウ=ボゥ
ところで「ボゥ」はミドルネームなのか名字なのか・・・名字だとしたらしょっちゅうフルネームで呼ばれてるな。

◆カツ、レツ、キッカ
この作品には欠かせない存在かもしれない。可愛いし。特にキッカ♪