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Inpressions [Story]
私的な思い入れほざきコーナーその1、ストーリー編では、第13話「再会、母よ・・・」についてです。
ホワイトベースが故郷を通りかかった際、アムロは10年振り(・・・くらいだっけ?)に母と再会する・・・といった話ですが、わたくしにとって全話中一番印象に残っている話でした。「ガンダム」と出会った当時(再放送だよ)すでにアムロよりお姉さんだったわたくしは、アムロをまるで弟か息子のように思っていた訳で、だからアムロのお母さんに作品中で一番感情移入できたのかもしれません。
敵兵に向かって銃を撃つアムロを見て嘆く母。
「人様に銃を向けるなんて・・・私はお前をこんな風に育てた覚えはないよ、昔のお前に戻っておくれ・・・!」
「今は・・・戦争なんだ!!」
いくら戦争だからといって、「虫も殺せなかった」息子が人を殺せるようになるなんて(相手が敵兵でも)、母親としては信じたくはないに決まってます。
母と子は和解することもないまま別れの時が来る。「いつまでもお達者で・・・お母さん。」敬礼した後そう言い残して去っていった息子の後方で泣き崩れる母・・・。10年振りにやっと再会できた、しかもまだ15歳の息子はもう自分の息子ではなく、そこにいたのは連邦の一兵士なのだ。戦争に子を取られた母の悲しみが伝わってくる、非常に印象的な場面でした。もちろんアムロだって、軍で戦っている今、もう母のもとに戻れる状況ではないことを実感して悲しかったに違いない。
別れる前に母は、生家に置いてあった、アムロが小さい頃持ってた木の人形を手渡していたのだけれど、その人形をアムロはその後もとっておいてくれたのかな・・・とか思ってしまったわたくしです。ひょっとすると過保護な母親になってしまうタイプか?(汗)
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